エピソード(食べ物編) | ||
刺身の解禁 | ||
二人の息子は、ちっちゃい頃「めんめ・めんめ」と、魚の目玉が好物でした。 「めんめ、ちょんだいね」「あ〜ん」チュルッ「おいちいね」ウッウッ しかし、刺身は食べさせようとすると妻が「ア〜 ダメ」と言い、 その雰囲気(ふんいき)で、二人は食べませんでした。 「先入観で食べさせんのはいけん」と言っても「生ものを食べさすの?」 と言い、刺身を食べさせる事はありませんでした。 ところが、私が草フグを調理して、テーブルの上に置いたままにしていたら、 調味料も付けず、知らぬ間に二人で全部食べてしまっていました。 その後、二人に刺身が解禁されました。 |
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活け締めのチヌ | ||
グルメのF見さんに、カキ筏のチヌの美味しさを話し、しごをして 冷凍にしていたチヌを食べて頂きました。 食後の感想は、「(^o^)焼いたら、柔らかくて甘くて、ぶち美味しかった」 でした。 こんなに喜んで頂くと、釣り師は嬉しいものです。 その事を覚えていた私は、釣った40cmのチヌを、丁寧に活け締めし、 奥さんに刺身で食べて下さいと言って渡しました。 「ヾ(^-^)ゞまあ、有り難う」と喜んでくれ、私は非常に満足しました。 当然、夕食に刺身で食べたと思っていました。 後日、F見さんに聞くと、奥さんは<("0")>な・なんと内蔵も鱗も 取らず、そのまんま冷凍にしていました。 「もう、刺身には出来んよのお」「(-゛-メ)あったり前じゃい」 「(゚o゚)冷凍にそのまましたん?奥さん、しごが全然出来んの?」 「^_^;焼くのはマイコン制御のレンジなので、妻も上手く出来るよ」 皆さんも魚をあげる時は、しごが出来るか確かめてあげましょう。 こんな笑い話も聞きました。 夫が妻に「カワハゲを煮てくれるか?」「はい」 夫は楽しみに料理を待っていると、カワハゲの皮も剥がずに煮て、丁寧に×の切れ込みが入っていたそうです。 |
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生ワカメの酢の物? | ||
独身貴族の石Dさんに、カキ筏に生えていたワカメを持参しました。 「みそ汁に入れてもええし、サラダにも出来る 。 この時期は柔らこうて美味いで〜」 その後、「スーパーで売っているワカメはヌルヌルが無いんだけど、 茹でているんですかね」^^;と、メールが届きました。 湯がかずに洗っただけで生の儘、ワカメを酢の物にして食べていました。 感想は、ヌルヌルして混ぜたら泡が出るし、唇や口の中がギシギシした そうです。 きっと、生臭いのを無理して飲み込んだんでしょうね。(^w^)ぶぶぶ・・・ |
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魚の皮も食べよう(皮刺し・湯引き) S岐さんが、刺身にした時のチヌの皮をさっと湯に通し、 細切りにして食べれば美味しいと言うので、早速実行しました。 さっと湯に通すと言うのがわからず、3秒程湯の中に入れ 取り出し氷水で冷やし細切りしました。 しかし硬くて、食べられませんでした。 |
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現在は、皮を箸(はし)で掴み湯の中で動かし、皮が固くなって 一呼吸置いて取り出し、冷水に漬け揉むように皮に付いている 身を落とし、水分を絞って細切りし、ポン酢で食べています。 |
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お薦め料理です。 石鯛の皮は、フグに似て非常に美味しいです。 |
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カレイの皮は、湯がくと柔らかくなるので、唐揚げが美味しい。 | ||
アイナメは、身が付いたまま皮を焼いて刺身が美味しいです。 | ||
鯛は釣ってから5時間は身のみでも美味しいが、それ以後は 身付きの皮に湯をかけ、氷水で冷やして刺身にするのが 美味しいです。 |
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蛸(たこ)が釣れたら皮を剥ぎ(はぎ)足は生で刺身にし、 皮と吸盤も軽く湯がいて食べると美味しいです。 新鮮な蛸の刺身は身が反り返り、中心は透明に透け、噛むと コリコリします。ぶち美味いけえ是非、確かめて下さい。 (非常に美味しいですから) |
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猫泣かせ | ||
長男は、チヌの35cm程度の焼いたのは、一人でペロリです。 頭もバラバラにして、目玉はおろか、身はきれいに無くなります。 就職して寮長が言いました。 「君みたいに、魚を丁寧(ていねい)に食べるのは初めてだ。」 これも、私が新鮮な魚をせっせと食べさせた、たまものです。 |
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エイの肝 | ||
テレビで、生きたエイの肝を生で食べるのを見ました。 リポーターがよばれて(ご馳走になり)「おいし〜い♪」 その事を覚えていた私は、エイが釣れた時、早速、肝の刺身を試みました。 美味しいと言う期待で、分厚く切りました。 最初の一口は、トロのようにとろけて美味しかったです。 二口目は、少し生臭いなと感じました。 三口目は、むつこくて(脂っぽい・しつこい)オエッでした。 それ以後は、肝を湯にサット浸け氷水で冷やし、薄く切って血液を抜き、 ポン酢で食べています。 (K.岡本さんは、エイの肝を半冷凍の状態で切って食べると美味しいと言います。) エイの肝は、煮ると形が崩れてしまいます。 ベトベトになって表面に油が浮きます。 だけど、甘辛く煮て崩れた肝に刻んだネギを混ぜ、温かいご飯にかけて 食べると「美味いんじゃ」と、本当に美味しそうに喋る人もいます。 見た目の先入観で、判断してはいけませんねえ。 |
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エイは骨ばっかし? | ||
「エイは、骨ばっかしじゃ」と、I井さんが言いました。 「どうやって、食べたんの」と、尋ねると、 「内蔵を取って、そのままぶつ切りにしたんじゃ」 「それじゃあ、コチの頭とおんなしじゃ。身が全然無かったじゃろ。 胴体の骨をくり抜いて、外側を食べるんじゃ」と、教えてあげました。 「あのビロビロの所を食うんか。全然、知らんかった。」 |
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内緒だよ | ||
エイが釣れると、いつも捨てていた○○さんが釣りに出発の時、私達に言いました。 「エイが釣れたら捨てるなよ〜。わしが貰うけえのお」 「わしゃあ美味いと思わんのに、他の客は美味い言うんじゃけえ。デヘヘヘヘ(* ̄▼ ̄*)」 いつも利用している居酒屋で、釣りの話題中に○○さんがエイを捨てていると話した所、 ママより「○○さん。エイは持ち帰ってね。♪ お・ね・が・い(*⌒3⌒*)ちゅ〜♪」と、言われたものと思われます。 妻が持ち帰れと言っても、上の空で聞き流し、居酒屋のママだと 釣り仲間にお願いして迄持ち帰るとは、奥さんが知ったら怒るでしょうね。 私は、毎回エイの骨の部分をくり抜かされて、○○さんの秘め事の手伝いをしています。 今や、私のHPを見たママちゃんより、「エイを捨てるのなら、食べるから持ってきてね」 と、言われています。 私も○○さんの、二代目になるかも^_^; |
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エイはご馳走 | ||
鯛よりごっつおうじゃ(ご馳走じゃ)の、エイの大好きな滝Mさんに、 釣れたエイを毎回、持参しました。 「おお\(^o^)/、今日はおおごっつおじゃ」と、感謝されました。 それで、私の釣りの最中携帯電話の「エイはいるか〜」にも、 「捨てるなよ〜」で、仲間のも持ち帰りました。 ある日、釣ったエイを刺身で食べて頂くように、丁寧に野締めして持参しました。 「キモも刺身に出来るで〜」 翌日、「刺身は美味かったじゃろ?」と尋ねると、 意に反し「冷凍にした。エイばっかしじゃ飽いだ。(飽きた)」 |
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クサフグはご馳走 | ||
(クサフグの場合、テトロドトキシンが精巣(白子)を含む内蔵、皮、血液、眼球に有ります。 身も弱毒ですので素人料理はしないで下さい。 |
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陸釣りをして、クサフグが釣れると捨てていると、鍋を持ったおばちゃんが 「みそ汁に入れると美味しいんじゃ」と、砂まみれを拾い集めました。 余りに釣れないので、クサフグの水焚きにしようと、釣ってはスカリに 入れましたが、小さくて網目から逃げられていました。 S岐さんの奥さんの話です。 ご主人が私と同じ様にクサフグを調理しても、恐れて食べません。 だけど、調理士でも無い私が調理したと言えば食べるそうです。 食べる事に関しては、私は信頼されています。 フグの肝を食べて病院に運ばれた田中さんの話です。 「頭はハッキリして何を話しているのか理解できるが、体が全然動かんかった」 「枕元で葬式の話をしゃあがった」 (話をしていた。(怒りを込めた言い方)) 「人工呼吸器の有る病院に行かんと駄目じゃ」との事です。 検寸時、一人が私にクサフグを差し出しました。 すると、ぞろぞろと他の人も差し出しました。 「(^_^;)こがいにいらんけえ」(こんなに要らないから)と、私が言うと 「いらんなら捨てる」と言います。 「もったいないけえ捨てるんなら、貰おうか」と、しぶしぶ持ち帰りましたが、 27匹のクサフグの調理中、思わず「面倒くさ〜い」と叫んでいました。 |
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私も主夫か | ||
定年退職したT口さん。グチを沢山釣って、保存方法を私に尋ねました。 「フライ用にして、ラップで包み冷凍にしたら」と言うと、 「パン粉はど〜いに付けるんか」「奥さんに聞きんさい」と言うと、 「料理は全部自分が作っとって、女房は全然知らん」と、言いました。 詳しく作り方を説明してあげました。そこまで知っている私も主夫でしょうか。? (後日談では、魚料理のみT口さんの奥さんは作れないそうです。) |
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うれしい外道 | ||
H本さん「サバを釣るんじゃ〜♪。サバは美味〜い♪」と、 朝からご機嫌な様子です。 「サバは酢で軽くしめ、刺身が美味〜い」と私が言うと、 「煮たのが美味〜い♪」 と答え、釣具店で衝動買いをしたブクブクセットとイカナゴを見せました。 しかし、期待のサバは釣れず、捨て竿にマゴチ58.1cmが釣れました。 |
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信頼されるのは辛い(つらい) | ||
「今日はにぎり寿司じゃ♪」と言い、家を出発しました。 しかし餌盗りは多いし、朝から釣れるのは25cm程度のチャリコばかりでした。 真鯛・チヌが釣れないので、にぎり寿司を約束しなければ良かったと後悔しました。 頭では、チャリコ一匹でにぎり寿司が6カン・草フグ一匹で4カンと計算しました。 「チャリコは皮付きにし、皮を焼かにゃあいけんし、面倒くさいのお」 すると、納竿間際にチヌ39cmが釣れ、安心しました。 「やった。やった!」 帰宅してたまげました。 「どしたんなら。釣れんかったらどうするんなら ^_^;」 (帰宅して驚きました。どうしてこのようにしたのですか。釣れなかったらどうするのですか?) テーブルには寿司桶が置いてあり、直ちに寿司が握れるように、用意されていました。 独断と偏見の私の広島弁講座(他県の人はどうしたんと間違えてうを入れて聞いています。) 広島弁で尋ねる場合は、どして・どしたんと言います。 私の独断ですが、どしては、どうしてを短くしたものですが、どしたんは、どう・していたん (どのように、していましたか?)から出来た言葉だと思います。 |
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相互リンクの誘い | ||