当たり
同時に、三本の竿に当たりが有ると、どうしますか。嬉しいと同時に、どうしようかと慌てます。
玉網を掴み、とっ・・とにかく竿にたどり着き、当たりのあった竿に合わせを入れます。
小さい魚でしたら余裕で取り込めますが、大きい魚の場合、ガクン・ガクン・グ〜ンと、竿が
曲がるので慌てます。「逃げなよ、逃げなよ」と、もう一本の曲がる竿を見ながら巻き上げます。
一匹の魚を取り込むと、コンパネの上に置き、暴れても逃げないようにタオルで包んで
バッグ等で押さえつけ、次の竿を巻き上げます。カキ筏釣りではこんな経験ができます。

カキを用いたかぶせ釣りを経験しました。最初はどんな当たりか分からず、竿が小さく動いても
大きく竿先が動いた時合わせようと、只、見ているだけでした。チョン、チョン、グ〜ンが私の想像でした。
しかし、私の想像に反して、グ〜ンの引きは無く、餌をとられ竿先が上がりました。「あれが当たりか〜」
そこで、コツが分かったので小さく竿先が動いた時、大きく合わせるとチヌが釣れました。

シャコ餌で夜釣りをすると、時々竿先がクイと動きます。ミチイトにコウモリがぶつかった現象です。
全然当たりが無いと、そんな当たりでも期待をします。「ひょっとしてスズキか〜?」
そして本物の魚の当たりが有ると、慌てて直ぐ合わせて
空振りに終わります。
釣り仲間から、魚が引き込むまで
待って、合わせを入れろと言われます。

筏釣り
カキ筏釣りで、風が強くて竿が倒れたり、大波に洗われてリールが海水に浸かる事があります。
完全に浸かっていれば、帰って真水に漬け込んで塩水を抜きますが、ほんの数秒だと油断して
「この程度ならまあええか」と、なります。
(この程度でしたら良い事にしよう)
そいな(そのような)場合は、次回の釣行時、運が悪いと全然リールのハンドルが回りません。
回ってもカックン・カックンと重たく、無理矢理回す事になります。
リールが海水に浸かったら、必ず塩水を抜く処置をしましょう。
独断と偏見の私の広島弁講座
私が用いるので、あいな(あのような)あいに(あのように)あいなん(あのような事)そいな(そのような)
そいに(そのように)そいなん(そのような事)です。
そが〜なそがいな(そんな)あが〜なあがいな(あんな)は、広島弁サイトで説明されている事と思います。
あいに言いんさんなや。あいなんでも合格したんなら・・。そいな事を言うちゃりんさんな。
餌屋さんとの電話でのやりとりです。私「予約していたタイ虫3000円と、本虫2000円を1個ずつキャンセルします」
餌屋さん「
ほいたら、(そうしたら)本虫○円が○個で、タイ虫○円が○個に・・」 
*(「ほいたら」は「ほんなら」とも言います)私「今、車からじゃけえ、そいなん(そのような事)は分からん」
あいなの場合は、あいな(あのような)奴とか、あいなん(あのような事)までやるんじゃ〜、勉強しとうなあ(したくない)。
なあは数が無い場合も、なあと言います。「はあ、みてた」(もう、無くなった)と言いますが、
「はあ、なあけえ、ちいとくれんかいの」(もう、無いから少し頂けないでしょうか)とも言います。 
*無くなったは、
のうなったないなったとも言います。

気圧が近づくと、風が強くなります。
時々突風になり、コンパネの上の荷物を押さえます。
押さえないとクーラーでも飛ばされます。強烈な場合は、コンパネも飛びます。
短時間でおりおえば
(落ち着けば)よいのですが、運が悪いと長時間続き、
突然波が高くなります。遠くから大波がグワ〜ンと近づいて来ます。
海上では風の動きが海面のさざ波で見られます。
風は固まりになって近づきます。風が近づくと、海面にさざ波が立ち、
ひどいと小さい竜巻が発生します。
それが筏に到着すると、ザザザ〜〜〜と吹き荒れ、荷物が飛びます。
豪雨の場合は、雨合羽着て座って過ぎるのを耐えるしか無いです。前方が見えないし、ザーと言う雨音で、
携帯が鳴っても聞こえません。
 
病気がおりおうとる(落ち着いている)とかも言いますが、賀茂郡豊栄出身者は、病気、傷、怪我の場合、
だいぶんおろ
(良くなる・症状が弱まる)になったと言います。
牛尾さんはかむげ
(頭髪)がおろになっとると言ったら、そうは言わんよう、傷とか怪我の場合に言うと答えました。
かむげは、普通に広島では話しているのに広島弁として紹介されていません。不思議です。
標準語は髪の毛と言います。

あなたにも釣りのジンクスが有ると思います。
大物が釣れることを予想し、大型クーラーを持参すると釣れません。
釣果を期待せず、小さいクーラーを持参すると大釣りし、魚を収容するのに四苦八苦します。

景気の良い時期のカキ筏釣りは、参加者が多くて、釣り場を二往復していました。
一便(早便)は暗いうちに出発し、ヘッドランプを持参しました。二便(遅便)は明るくなって出発します。
便の区別は、予約の早い者勝ちでした。あの頃が懐かしいと、渡船店が時々言います。
でも、早便で行っても、釣れると思われる筏は見つけられないし、明るくなるまで釣れなかったです。
釣りに行く道中、パチンコ屋の前に午前4時頃から並んでいますが、そんな感覚でしょうか。

カキの養殖用の針金が、2〜3個のカキの固まりと共に、海底に落ちている事が有ります。
大抵、泥に埋まっています。その針金にハリとかハリスが掛かると泣きたくなります。
ハリスを切ろうとし、筏の上を竿を引っ張って移動すると、少しずつ上がってきます。
結局、最後までハリスは切れずにジワジワと上がります。重たいし、リールも回さないといけないし、
竿は折れるほど曲がるし、この時の苦労は経験した者でないと分からないと思います。
珍しい話の一です。飯蛸
(いいだこ)はカキ殻の中に隠れている事を知っていますか。
吸盤でカキ殻を引き寄せ殻の中に隠れています。時々、釣れたカキ殻の中に生息しています。
海底が泥の場合、魚の産卵はカキ殻に行っています。釣れて上がったカキ殻の内側の白い部分に
透明な卵が産み付けられていました。

大黒神島押島鼻沖の筏で、迫井さんの竿に大物が釣れ、右に左に引き回されました。
「竿が柔おいけえ、どうにもならん」「あ、止まった」「又、動き出した」と、騒いでいましたが、
ハリスをチリチリにされハリを伸されて逃げられました。
あの魚の正体は、何だったのでしょうか。
私には、空針をハマチが追いかけた経験があります。筏のごく近くまで追いかけて来ます。
迫井さんは、釣れたトラハゼにハマチが食らいついた経験が有ります。
リールがギャ〜ンと悲鳴を上げ、スプールが外れました。ミチイトを必死で手繰りましたが逃げられました。

筏に降りた時、今日は釣れないかなと思うことが有ります。
筏の前方とか隣に、沈んだ筏が無い場合と、漁の目印の浮きが浮いている場合です。
遠くから「次はあの筏に降ろして」と、船頭に伝へ目的の筏に到着し、「この筏じゃ無い。あの筏へ」と、
言えないからです。案外、人が降りるので自分もと焦って降りた方が良く釣れます。
智恵を授けるとしたら、筏に到着して人が降りる際、降りる人を見ずに付近の筏を見る事です。
寒い時期は、潮の流れて行く方向に沈んだ筏が有り、少しカキを引き揚げた筏が見つかる筈です。
暑い時期の大物狙いのベテランは、過去のデータで、筏を決めています。

頭の中が真っ白と言いますが、真っ白になった経験はありますか。?
真っ白になる状況では、何も考えず相手の引きに必死で耐えます。考える余裕は有りません。
必死に戦い、玉網に納まった大物を見て、じわじわ喜びが湧いてきます。
スカリの中の今まで釣った魚を見て、なんと小さい魚を生かしていたのだろうかと感じます。
この頃になって、頭の中は真っ白だったんだと感じます。

近眼が老眼になると、細かい作業が非常に不便になります。細いハリスが見えなくなります。
見えないので、更に近づけても見えません。眼鏡を外すと、ええあんばい
(良い具合)にハッキリ見えます。
「おー、これこれ」と喜んでいると悲劇が待っています。胸ポケットに眼鏡を入れたことを忘れ、
かご〜だ
(屈んだ)拍子に海にポチャンとなります。「あ〜」と、思う間もなく眼鏡は沈んでしまいます。

紋甲烏賊 カキ筏から遠投すれば釣れると思い遠投しますが、現実はカキ筏に
魚は付いていて、大抵チョイ投げに釣れます。
それでも釣れない場合は隣の筏、前方・後方の筏に投げ分け、
ポイントを探す事になります。
それでも釣れなければ、場所の移動が出来ませんので
ボーズ
(坊主の毛が無いを食い気が無い意味にしています)になります。
3月15日に小情島で紋甲イカがハリに掛かりました。
刺身にしましたが、切ると自然に身がひわり、歯ごたえがコリコリでした。

カキ筏釣りでは、人間の狩猟本能が確認できます。
大物の当たりで、筏の先端に出て竿を操作しなければならない時、筏の先端が濡れていて、
海苔が付着し滑りやすくなっていても、ガクガク曲がる竿を持ち、恐る恐る先端に出ます。
運が悪いと滑って海に落ちる事があります。それでも竿は離しません。
冬の海に腰から下を濡らし、寒いと言っている人でも、竿が動くと駆け寄り、竿を操作します。
夏の海では、服と下着を脱ぎ、水を絞り筏上に拡げて乾かします。
当たりがあると、パンツ一丁で裸足のがに股で、竿に駆け寄ります。(竹を裸足で踏むと足が痛いので)

熊野の釣りクラブは、面白い人が多いです。
かぶせ釣りで笛を何度も吹いていた坊Dさんに尋ねたら、釣れる度に吹くと仲間が焦って釣れんじゃろ。
今回は、真鯛を釣って仲間に大声で知らせ、見せつけるように玉網を入れると、真鯛が逃げた〜(T_T)

最近カキを収穫した筏は、カキに付着したエビとか蟹
(かに)が、海底に撒き散らされているので大抵釣れます。
次にカキが太り、その重量で筏が沈み、釣り人が乗れない筏は、釣り荒れて無く、船でのかぶせ釣りが
撒き餌を撒いている場合が有ります。隣の筏とか隣の列から、その筏目がけて投げます。
隣から投げる場合は、大物が釣れると魚が筏のある横に逃げるので、仕掛け同士が絡む事は覚悟して下さい。

ボートで筏釣りに行きました。海をさっそうと走り、これからの快適さと釣果に胸を膨らましました。
出航するのでクーラーボックスに座り、移りゆく景色を眺めました。
港を出ると、ボートはスピードを上げました。ボートは波を蹴りバン・バンと衝撃がお尻に加えられました。
座っていられない痛さです。それで、スキーで滑るように中腰に構え、足の関節で衝撃を吸収しました。
似島の空筏に到着し、ボートは別の場所に行き、私はそこで釣りました。カレイとアイナメが数釣れました。
すると、所有者が現れ「あんたら、どこで渡してもらったんか」と、がみつかれ
(大声でどなられ)ました。
(あなた方は、どちらの渡船で渡してもらいましたか)
帰りも、衝撃吸収の体勢で帰りました。あ〜足と腰が痛て〜ですが、お尻の痛さに比べ我慢できます。
独断と偏見の私の広島弁講座
がみつくは、標準語のがなると、噛みつくの合わさった意味と、感じます。でも、広島弁サイトでは見あたりません。
人にやかましく怒られた状況を話す場合は、「おおくじ、くりゃあがった」
(叱りとばした)おおくじをくる(ガミガミ叱る)
「ギャ〜ギャ〜言うて、がみつきゃあがった」「ギャ〜ギャ〜、とちまくりゃあがった
(まくし立てられた)」と言います。
とちまくるは、〜をし続けると言う意味です。「大喧嘩とちまくる」「大嘘とちまくる」「おおもん、とちまくる」と、用います。
とちは、とち狂うのとちではないでしょうか。


藤の脇の筏にゴムボートで渡り、カレイを釣りました。納竿になり各々のゴムボートで接岸しました。
寺田さんは、上体は岸で足はゴムボートに有り、腕に力を入れず足を踏ん張り、ゴムボートが離れて
ザブ〜ンを経験しました。濡れた服を脱ぎ、カッパにしかえ
(着替え)車の暖房を一杯に上げ、帰りました。
しかえるは、着替える以外に、靴をしかえる(履き替える)、瓦を一枚しかえる(差し替える)
瓦をしかえる(葺き替える)仕掛けをしかえる(取り替える)元々は、やり替えるの意味と感じます。


橋本さんが、ボソッと言いました。「足腰が弱くなったんで、もうカキ筏に乗れんかも知れん」と、
「たしか65歳でしょう」「うん」「かぶせ釣りは座ってるだけですから、今度からかぶせ釣りをしたら」と
言うと、「同じじゃ、座っとても腰が痛い。あんたも歳をとったら分かる。まあ、これからは隠居じゃけえ、
(隠居ですから)いつでも釣りは出来る」と、悲しい言葉でした。
(足腰が弱まると、筏上を移動するのが難しく、カキ筏釣りは出来なくなるようです。)

カキ筏釣りで海に落ちるのは、ベテランが多いです。ビギナーの内はビビッテ(怖れて)足元を見て歩き、
ベテランは慣れで、足元を丁寧
(ていねい)に見ないで歩くからです。
竹が等間隔に並んでいれば、海に落ちる事は無いのですが、竹は所々広くなったり狭くなったり
不規則に並んでいます。それで、竹を踏むつもりの竹が無く、海面を踏みます。
そして、竹同士を結んだ針金の端が、ズボンとか靴を引っ掛けます。
足は竹を踏もうとしますが、足が竹にたわず(届かず)海面を踏む事になります。
しまったと思うと同時に、運が悪いと腰から下が海水に濡れます。
私も時々経験しますが、大抵ズボンとか靴が破れて助かります。

酒好きにとって、釣り場で飲む酒は格別に美味いです。
橋本さんは、船に乗ると直ぐカップ酒を飲んでいます。くく〜〜と言う感じです。
道土井さんが飲む場合は、海にまず御神酒を捧げます。それで、よ〜釣るのでしょうか?
筏に到着し、コンパネに道具を降ろし、竿にリールをセットする前にも、まず一杯やります。
すると、少々酔っぱらっての釣り道具づくりになります。リールシートにリールをセットしたと思っていても
リールシートの隙間からリールが外れ、ゴットン、ドボンの音が聞こえます。
最初の音はコンパネに落ちた音で、続く音は海に落ちた音です。酒好きは経験すると思います。
そんな経験で、私は酒は飲んでもリールの取り付けだけは、しっかり行っています。
貞岩さんは、竿も落としました。振り出し竿は延ばして無いと、沈みます。
更に追加で、紐をしっかり結んでいなくて、魚を収容したままのスカリ
(魚を生かしておく網)を流しました。

時々釣り場で会うAさんは、大柄で顔は赤黒く焼け、ブルドックに似た怖そうなアングラーです。
広島県人ですから、当然、怖い言葉で話します。でも、優しくて大人しいアングラーです。
この人の隣の筏に乗ると、いついき
(いつも)釣りの最中、話しかけられます。
「釣れたかいの」とか「
逃がした〜」です。いついきはいつもかつも(再々・常々)まいたんび(毎回)とも言います
そんな訳か、Aさんの隣の筏はいつも空いています。相手がいないと携帯電話で釣況を尋ねています。
Aさんは、夏のカキ筏釣りで暑いのでと、作業小屋の屋根の付いている筏に乗りました。
すると、地元の(▼゛▼メ)数人が、Aさんの乗っている筏に船を横着けし、海水浴を始めました。
坊主頭もいますが、服を脱げば笑顔は優しいおじさんと、お兄ちゃんです。でも、肌に彫り物があります。
納竿になり、迎えに行くと
(( ( (ε=ε=ε=ε=ε=ε=ヽ(;^^)/小走りで船に乗りました。
この時ほど、大人しそうなAさんを見たことがありません。迎えの船に乗ると、元気になり言いました。
「ビールを飲めと言われたが、怖くて飲むわけにいかんし、釣りにはならんし、往生たれた」
筏の隅っこで、細々と釣ったそうです。

作業用筏 屋根とトイレの設置された作業用の筏で、女性仲間で雑魚釣りを行いました。
一人が何も考えずに大をしました。海には潮流が有ります。大は浮きます。
想像つくと思います。
大は海面に落ちてばらけて、仲間のイトを垂れている場所に流れて行きました。
(*/。\*)うちゃ〜(私は)、どうしょ〜かしらん」と、思ったそうです。

欲ばりなアングラー 私の隣のアングラーは、欲張りでした。投げ竿に鈴を付け、合間にサビキで
デンゴ(小アジ)を釣っていました。棚を尋ねると、3mです。
デンゴは連続して釣れるのですが、投げ竿の鈴は滅多に鳴りませんでした。
私の筏は当たりが時々あるのにと思い、観察すると仕掛けは私と同じように
長くしていましたが、海面に錘が着く瞬間に一時ミチイトの出を止めるのもありますが、

錘が着底してからが、私と大違いでした。この人は、イトふけをとったのみで竿を設置しました。
釣れなかったのは運もありますが、錘を仕掛けの長さだけ寄せる動作がありませんでした。(重要です)
欲張りの釣りが、釣りクラブの会長にも知れ、クラブを除名者の行為と言われたそうです。
  後日、河崎君も両刀使いで釣っていた所、投げ竿に当たりがありサビキの竿を筏上に寝かせて
投げ竿を操作していたら、一瞬に竿を海中に引き込まれ竿とリールを失いました。

餌の付け方
私の長男がビギナーの頃は、本虫を頭を付けたまま、ハリに刺していました。
それも適当に切った本虫の中央にチョコンとハリを刺し、ハリの左右に本虫が垂れ下がっていました。
私は思わず、頭を切って本虫の端からハリを刺すことを教えましたが、実際は長男の餌の付け方でも
釣れたのではないかと思います。自然界で頭の付いてない餌は有りませんので。
子供の感覚を大切にしたいものです。思うようにやらせるべきだったと思います。
釣りは、前例と先入観で判断している事が多く有ると思います。
あなたの柔らかい考えで、新しい釣りの方法を考えて下さる事を希望します。
実際、餌盗りの多い時期には、頭を切らずにハリを口から刺して、頭付きで釣っていますので。

本虫の頭で釣った真鯛63cm 釣り名人の道土井さんと、本虫の頭の事で話しました。
「本虫の頭を付けたまま、胴体の部分にハリを刺したら魚が怖れて食べんかのお」
と、私が尋ねました。
「海底じゃあ、本虫が穴から頭を出しとるんを、魚が食いつくので釣れると思う」
と、名人が答えました。
それで、本虫の頭を付けたまま、切り口の胴体からハリを刺し、頭が自由に動く状態で
釣りました。早速、エイが釣れました。その後も食いは変わりませんでした。
頭の部分だけ噛み切るのもいました。
私達は、釣りの先入観で頭を切っていますが、大物狙いには関係ない事が分かりました。
餌盗りの多い時期に、確かめて下さい。
平成15年10月26日に、弟が本虫の頭で真鯛63cmを釣りました。
私は、11月2日に41.6cm35.7cmのチヌを釣りました。

餌の付け方を釣り雑誌で見ると、ハリの形状に沿ってハリが見えないように付けています。
でも、自然界で釣り針の形状の全然動かない餌があるでしょうか。
カキ筏釣りの場合、遠投の必要が無いのでゴカイ類ならチョン掛け
(ハリ先にチョコンと刺す)にしています。
カレイ釣りの場合は房掛け
(数匹の餌を房状に針先に刺す)が釣れます。
本虫の場合、一度ハリを通して反転し、もう一度ハリを刺します。餌は一直線になります。
ハリもバッチリ見えます。そのような餌の付け方で、いくらでも釣れます。
人間の感覚で「ハリが見えたら釣れん
(ハリが見えると釣れない)」は、考えなくて良いと思います。
餌をいらう
(触る)のを、気持ちが悪いと感じている人には朗報でしょう。

私より釣り歴の長い滝本さんが、私に釣るコツを尋ねました。
「餌を大きく付けるんか
?(付けるのですか)」と、「餌の大きさより餌をこまめに取り替える事です。
20mの水深では、暗い世界です。だから、水中では臭いが重要です。
夏で座って当たりを待つようでは、餌の無いハリで魚の当たりを待っている事になります。
冬は餌が未だあるからと同じ餌で当たりを待つと、臭いが無くなっているので魚は餌と認識しません」と、
答えました。

夏から秋にかけては、餌盗りに
(ハリに掛からず餌をかすめ盗るハギ・ギザミ・草フグ・蟹等)
餌を直ぐ盗られます。本虫だと多分、5分と保たないと思います。
クーラーに座り、ジ〜と竿先を見ていても、大抵、餌の付いていない竿を見ている事になります。
タイ虫を使って下さい。予約が必要ですし、高価ですが餌取りに盗られ難いので釣れる確率が高くなります。
カキ筏から投げ釣りする場合は、5cmに切りチョン掛けで
釣りましょう。
チョン掛けの場合、タイ虫は伸び縮します。タイ虫をハリの形状に沿って刺した場合、伸び縮み出来ません。
でも、タイ虫でギザミとかキスを狙っても釣れません。真鯛とかチヌを狙う場合に用います。

真鯛・チヌを、いつも沢山釣る道土井さんに、餌の付け方を尋ねました。
道土井さんの場合は、多分、坂の海岸で本虫を掘って来ます。場所は絶対に教えてくれません。
タイ虫は5cmに切り、ハリに3cm刺します。本虫は、頭を切り一本をハリスまでたくし上げるそうです。
私が確かめましたが、餌代が無駄で、ハリスがガジガジに囓られる事が多かったです。

餌盗りの多い時期に、カキ筏のフロートに付いている3cm程度の瀬戸貝(ムラサキイガイ)を利用し、
チヌ仕掛けで、殻のまま合わせ目からハリを刺し、釣ったら釣れるのではないでしょうか。?
意外に、釣れる可能性があると思います。餌がイガイですから。(意外な釣果)(^o^)

陸釣り(おかづり)
一優と哲範のギザミ釣り 陸からの釣りの楽しみは、潮が引いてからのつぶ拾いがあります。
岩の裏とか、岩の割れ目に住んでいるのを採ります。
イボ・イボの有るにがにし(鬼粒・イボニシ)も採れます。
湯がくと湯が緑色になります。
つぶ 針でほじり出すと(クルクルと回しながら身を抜く)、
立派な酒の肴になります。
針で抜く時、切れやすいけど、食べるとほんのり苦い、
にがにしが美味いと言う人もいます。
冬は、海苔
(のり)もワカメもヒジキも食べられます。
海は食料の宝庫です。
釣りに飽ぐ(飽きる)と、夏は海水浴も可能です。
海水パンツが無ければ、パンツ一丁で楽しめます。

広島の海岸で、冬に陸釣りを行う場合、岩とかコンクリートに付いているカキを剥がす道具を
持参すべきです。平らな金属製が良いでしょう。
引き潮でカキが現れたら、カキの上蓋の間に差し込み剥がします。
剥き身は、小さくても海の香りが凝縮し、非常に美味しいカキフライ・カキ飯が出来ます。

陸釣り
(おかづり)で釣れる場所は、大抵みんな知っていて、暗い内に到着しないと先に場所をとられています。
重いリュックを背負い、山道を降りていくとヘッドランプ
(頭に取り付ける携帯用のライト)が光っているのを
見つけるとガッカリして引き返します。
それで、釣れた場所は絶対、人に言わなくなります。それを穴場
(あなば)と言います。
雑誌とかHPで公開している場所は、大抵釣り荒らされた場所になっています。
でも、魚の集まる場所ですので、忘れた頃大物が釣れます。

目的地に向かって砂浜を歩いて行くと、海水が岩場まで来ていて、岩場伝いに移動する事が有ります。
リュックを背負い、クーラーボックスと竿袋を
(竿を複数収容する袋)かたい(肩に掛けて)いるので、
両手は自由に使えません。
(かたぐは、担ぐと言う意味以外に、負担すると言う意味も有ります。)
「われ(おまえ)が売ったのに、わしが領収書を切ったら、わしが税金をかたがにゃ〜いけん(負担する事)」

貞岩さんが最初に岩場に登り、私が未だ砂浜にいました。「アッ」の声で貞岩さんを見ると、背中から
スローモーションの様に落ちていました。私は一瞬、大事(おおごと)になったと思いました。
ドンの音で落ちた場所は、運良く発泡スチロールのゴミが集まっている場所でした。
怪我もなく、「もうちょっとで、死ぬ所じゃった」
(もう少しの所で死ぬ所でした)「ほうよ。ほうよ」(そうです)
済みましたが、皆さんも気をつけましょう。

釣り雑誌に、メバルの釣れる場所の案内図が、掲載されていました。
早速地図で確認し、場所取りの為、午後2時には家を出発しました。
夕方近くに現場に到着し、雑誌の案内図に従い樹をこぐって
(くぐる)(能美島にて)山を下りて行きました。
私が子供の頃、柿をもぎに畑を踏んづけて行くと「畑をこぐるなや〜と、叱られていました。
すると海に繋がっている山は浸食され深い谷が途中にありました。
荷物を降ろし、谷をまたいで渡り海の方を眺めると大岩が転がりメバルが釣れそうな場所でした。
しかし、急な崖で海まで降りるには危険な状況でした。
この時ほど、情報として掲載するなら、ひいさ
(久しく、長い時間)釣行していない釣り場は、釣りキチに
尋ねるなりして現況を確認するべきと感じました。
結局引き返し、いつもの岩場まで1時間かけて行き、釣りました。


カレイの時期には、人間の浅ましさが確認できます。
釣り場に到着すると、竿を10本も並べているのがいます。さながら竿の林です。
しかも仕掛けもリールも付けず、場所取りのために、竿だけ並べています。
メバルを胴突き仕掛けで釣るのに、浮き桟橋に4本並べたのがいました。
カレイの場合は、竿の本数が多いほど数が釣れますが、メバルの場合はそうはいきません。
結局、竿一本より釣果は少なかったです。


一優と哲範の楽しい弁当 陸釣りをしていると、月刊の釣りの情報誌の記者に「釣れましたか?」と、
話しかけられます。
釣れているとクーラーを開けて自慢の魚を見せます。
釣れて無い場合も、子供連れだと子供に魚を持たせて写してくれます。

掲載されているかと、ワクワクしながら雑誌を立ち読みし、掲載されていると、
雑誌を購入します。
それは、子供の成長の記録になるからです。
みなさんも経験すると思います。
(7歳5ヶ月と5歳1ヶ月です。弁当を食べるのも釣りの楽しみです。)

(おもり)
夜釣りで、胴突き仕掛けでメバルを釣った事があります。
錘が目立つとメバルが恐れると真剣に考え、錘を黒く塗りました。
その努力に拘わらず釣果に変化はありませんでした。カレイには赤が目立つと赤に着色したり、
逆に錘が目立たないようにと砂の色に着色していますが、釣果
(ちょうか)はどんなものでしょうか。

私の使用する錘は、いつも六角の30号です。竿の乗りが良い(竿の弾力を生かせる)からです。
竿に合わせて、錘を選んでいると言った方が適切と思います。それでも、潮が動かず釣れないと、
バッグの中から軽い錘を探し、潮流に対して角度をつけて投げ、仕掛けが動くよう努力します。
更に、ハリスを長くして餌が少しの潮の流れで動くようにする場合も有ります。

錘が軽いので仕掛けが流されると考え、更に錘を重くします。でも、錘が動くのはミチイトが
潮流の抵抗によって引っ張られるので動きます。ミチイトを細くする事が、一番の解決方法です。
ハリス5号ミチイト4号ではミチイトが切れると思いますが、ミチイトは長くて弾力が蓄えられていますので
ゆっくり引いた場合、切れません。私は筏釣りでは、カキで傷が付くのでミチイトは5号にしています。
投げ釣りでは、一般的に上手い人程ミチイトが細くなり、竿の振りがシャープになるので垂らしが
(竿先から錘までの距離)長くなると、言われています。

カキ
殻付きカキの蒸し焼き 牡蠣フライ カキ筏のない地域の方は、殻付きカキと
剥き身のカキを殻に乗せ焼いたのは、
区別が付きますか。
一度は、本当の味を知るべきと思います。
長男が大都会でカキフライを注文し、
広島と同じ感覚でがぶりと食べると、
広島の味では無かったそうです。
殻付きカキはフライパンに入れて、蓋をして蒸し焼きにします。室内でそのまま焼いたら殻が飛び散ります。

カキの5個程度の固まりが釣れる事があります。
筏は波で揺れるのでカキが海底に落ちるようです。
カキが釣れると、重たいだけで暴れないので、カキか針金と予想できます。
ハリスも絡み、ハリも掛かっているので滅多に落とすことはありません。
魚が釣れたハリスが、カキに絡んだ場合は、重たいし魚の感触が伝わるので
ワクワクします。
「やった。大物じゃ」・・・上げてガッカリします。
カキの固まりはコンパネの上で踏めばバラバラになります。
その固まりの中には、ゴカイとか蟹が住んでいる事が分かります。
カキは持ち帰り、焼いて食べましょう。
ハリスは確実に傷ついているので、取り替える事になります。

カキの購入で、不思議に思うことがあります。
かぶせ釣り用に収穫したままの雑カキの量と、清浄に処理された剥き身のカキの量を比較して、
手間がかかる剥き身の量が多い事です。「なして?」
(どうして)と言う感じです。

牡蠣ご飯 牡蠣祭り
殻付き牡蠣の袋
カキは、正月前に一番高くなります。歳暮用に全国に出回るからだと思います。
それで、高い時期のカキが一番美味しいと思っている筈です。
でも、この頃のカキは未だ肥えていません。
カキの一番美味しいのは、海水温の下がった2月が美味しいです。
この頃の殻付きカキは、殻一杯に身が肥えて、プリンプリンです。
ぜひ、殻付きカキで確かめて下さい。価格は美味しさで決まるのではなく、需要と供給で決まるのは、
不合理でもあるし、味が分かる人には安くて美味しく食べられるので好都合です。

写真は、2月の第4週の日曜日の坂町漁協水産祭りチャリティーバザールです。
9時開始ですが、8時10分迄に到着すれば、何とか会場の駐車場に駐車可能でしょう。
早く到着した人には、上質の殻付きカキの袋が含まれていました。私には6袋中1袋ありました。
平成25年で、加熱調理用殻付き牡蠣一袋500円、加熱調理用牡蠣むき身700g1000円でした。

カキ虫
カキ虫 イ虫に似たカキ虫が、11月から手に入る事があります。
タイ虫のように太くて長くはありません。
触ると、体液で
(透明な液です)タイ虫と同じように
指が紫色になります。
布になすくっても(塗りつけても)紫色の着色は取れません。
(賀茂郡豊栄出身者はぬすくる・ぬすりつけると言います)

掴むとチョロチョロ頭を動かすので、ハリに刺すのが非常に難しいです。
しかし、カキ筏のカキづるに生息している虫なので、カキ筏に付いている真鯛・チヌの好物です。

かぶせ釣り
大原の漁師さんから聞きました。
かぶせ釣りは、2月3月が一番大きいのが釣れます。
この時期に釣れるチヌは居付き(地付き)の
(移動しない)チヌです。
釣れたら更に釣れる事はありません。4月は2月3月で大きいのは釣ってしまうので、小さいチヌが釣れます。
乗っ込んで
(産卵で寄ってくる)来たら、再び大きいのが釣れ始め、チヌが産卵すると、かぶせ釣りは終了します。
私の感じでは、2月3月は場所によって非常に釣果にむらがあり、桜の咲く頃からどの筏でも釣れ始め、
力も強く引きを楽しめます。4月下旬になりチヌが浮くと、かぶせ釣りではなかなか釣れなくなります。

私の隣の筏で、かぶせ釣りを行っていた大原(おおばら)の漁師さんから、珍しい話を聞きました。
放流の結果、チヌが増えて私達を楽しませてくれていますが、カキの養殖業者にとってはチヌが稚カキを
バリバリ食べるので良く思っていないそうです。
広島はカキ養殖が行われているので、チヌにとっては餌が豊富で、隠れ家のある最適な環境なのでしょう。
チヌを放流していなかった時期には、チヌも沢山釣れなかったのですが、チヌの値段は高く、会社勤めの
何倍もの稼ぎがあったそうです。

カキの剥き身を用いての釣りで考えました。
以前は、お腹の部分に釣り針を刺し、さげると
(持ち上げると)自重で身が切れ外れました。
それで、孫バリ
(ハリスに結んだ補助のハリ)を付けて硬い部分に刺し、お腹の部分に埋め込みました。
仕掛けも竿も普通の投げ竿を用いましたが、チヌかメバル用の柔らかい竿とリールを用いれば、
ミチイトが細いので錘を軽くできます。
(錘が流されるのは、ミチイトが潮流に依って引かれて動きます)
そして、カキの身を半分に割り各々の釣り針に刺せば、自重で身が切れて外れることは無いと思います。
独断と偏見の私の広島弁講座
「それを、さげてくれんかいの〜」と、言われたら広島では持ち上げて下さいの意味です。
下げてと、さげて(持ち上げる)は、発音ではっきりと区別します。下げるのさは高く言い、さげるのさは低く言います。

2月頃から、スーパーで手に入るカキの剥き身を用いたかぶせ釣りを筏で試そうと思います。
殻付きカキを用いたかぶせ釣りが釣れるのは、撒き餌以外に、まず第一に自然の状態の餌、
次に錘が無くカキ殻が錘の役目をして餌を口に入れても抵抗が無い事、次にカキの身が
好物である事と思います。
一般に言われている剥き身を用いた釣り方ではなく、私達が用いている太ハリスの長い仕掛けで
試そうと思います。
剥き身の場合、アイナメは一気に餌を吸い込むので、向こう合わせ
(こちらで合わせなくても、魚が餌を
食べ、逃げようとしてハリに掛かる)
で釣れるのではないだろうかと思います。

かぶせ釣りの簡単な方法はないかと考え、カキの剥き身を購入し、長〜いチヌの投げ仕掛けに
3cm程度ずらせて孫バリを付け、カキのビロビロの硬い部分に刺し、片方のハリをカキのお腹の部分に
埋め込み、ソロソロと海底に降ろしました。
今日はフグと、アイナメの小さいのしか釣れませんでしたが、チヌもアイナメも釣れるのではないかと、
思いました。この方法だと簡単で、餌も安く経済的です。


欲張りなかぶせ釣り 田中さんは、かぶせ釣りにチヌ竿2本、捨て竿で投げ竿2本で釣りました。
一本のチヌ竿に釣れ、対処している所に残りのチヌ竿に当たり、
慌てて片方の手で合わせを入れ、足で竿を踏んづけ、チヌと格闘し
やっとチヌを取り込み、再び残りのチヌ竿で格闘しながら、
私にVサインをしました。かぶせ釣りは、そんな簡単な釣りじゃないど〜。
どうなっとるんじゃ〜。
納得できない一日でした。

季節
冬に水眼で海中を覗くと、魚は底にジッとしているそうです。カキ筏からも2mと移動しないそうです。
水温が低いと投げないで、カキ筏の近くに仕掛けを下ろす方が釣れる可能性があります。

冬の海水の透明度は高いです。海水が濁る原因は、浮遊する泥、ゴミ、排水、プランクトンが考えられます。
豪雨が降ると、泥が大量に一度に海に流れ込みます。
冬は雪が降りますが、積雪すれば少しずつ融けて海に流れます。
海水温も低いので、プランクトンも少ないと思います。

赤潮 夏は、海水温も高く栄養過多で、プランクトンが異常発生し、
赤潮となる場合も有ります。
赤潮になると、生物は呼吸できなくなります。
赤いのだけでなく、青いのも記憶に有ります。
冬は赤潮は発生しませんが、プランクトンは海面近くに、太陽と有機物を
求めて集まっている様です。それは、夏の間海中深くに吊したカキを、
10月から海面近くに引き上げる事で分かります。

冬の釣りは、寒いから嫌だと言う人がいます。私は、寒ければ防寒対策すれば良いので冬が好きです。
それに引き替え、夏の釣りは決死の釣りです。まず、筏の上ですから日陰は有りません。
飲料の量を間違えると、ミイラになる程、喉が渇きます。熱中症も考えられます。
暑いので服を脱ぐと、肌を露出する事になるので、火傷(やけど)に似た症状になり、皮が剥けます。
屈むと汗が眼鏡に溜まり、汗の塩分が結晶します。
立っているだけで疲労し、塩をなめると美味しいから不思議です。
しかし、大型真鯛・チヌが釣れるので、夏にも釣ります。


冬の釣りで、ハリに掛かって上がった落ちカキ(養殖中のカキを吊り下げた針金から落ちたカキ)の剥き身を
チヌ仕掛けに付け、筏と筏の間にソロソロ下ろしたら、直ぐガクン・ガクンと当たり、アイナメが釣れました。
胃を開くとカキの剥き身がそのままの状態で入っていました。
アイナメが餌を食べるとき、一気に
(一息に)吸い込む事が分かりました。

夏の話です。迫井さんが子供とカキ筏釣りに来たことが有ります。
子供は、まん丸くて髪も短く真っ黒で、男の子と思っていました。
話すと女の子の声なので、尋ねると女の子でした。
筏上では、父親が魚が釣れている事を確認した竿を、一生懸命巻き上げていました。
釣れないと「まだ〜」、釣りに飽きると、しんき
(退屈)なのかコンパネの上で寝ていました。
このクソ暑い
(非常に暑い)のに、寝るとはと思いました。
納竿後
(釣りを終えた状態)は、焼けて更に黒くなっていました。
今では、可愛い娘さんになっている事でしょう。


クラゲ 秋の筏周りは、小イワシとかサヨリ、アジ、鯖(さば)がいます。
海中には、太刀魚(たちうお)とか、ハマチがギラッ・ギラッと
小魚を襲います。
襲われた魚は、海面にザッと飛び上がります。
その太刀魚とハマチを狙って、釣り人が竿を振ると、生と死の
ドラマの始まりです。
このクラゲは12月に小情島筏で写しました。
足が青色で、4本でした。全長は40cm程度です。

魚飯(さかなめし)
遊漁船での魚飯(醤油味で米を魚と野菜と共に炊き、骨を取り除き、身を混ぜます)は、
美味しくて何杯もお代わりします。魚はカワハギを用いることが多いです。
野菜はにんじん・シイタケ・タケノコ等季節の野菜を細かく切り入れます。
私の作る魚飯は、チヌ又は真鯛のアラで焚く場合もあります。
身は頭と腹と骨にタップリ付いています。料理の素人はこんなものです。
一度湯がいて、白く濁った湯を捨て、細かい鱗を除き米の上に乗せ焚きますが
アラで炊いた鯛飯 骨からは出汁(だし)が出ます。昆布を魚の下に敷けば、更に出汁が出るでしょう。
炊きあがったら皿に移し、身と骨を分けます。身をほぐして小骨も取り除きます。
身をご飯と混ぜれば出来上がりです。釣り師は、一度は経験するべきと思います。
魚と野菜に水分があるので、炊く時の水加減が難しく、やお
(柔らか)すぎたり、
ほっちん
(芯のある飯)になります。釜で保存すると、魚臭くなるので、
一度に食べきれなかった場合は、釜から出し、おむすびにします。

潮干狩り

潮干狩り(いそも掘り)で沢山採るコツは、いそも(能美島にて)(小貝)の生息している場所に到着したら、
柔らかい地面より、固い地面を掘る事です。
(能美島ではアサリをいそもと言います。)
それは、掘られてない証だからです。そして、道具(
かいかきと私は言います)は
貝の生息している深さで、大きく動かします。カチカチと貝が当たったら拾いましょう。
採り荒らされている場合は、掘ると海水が出てくる場所が、敬遠されていて穴場です。
貝かきを大きく動かし、左手で地面を探ります。地面に立っている貝に手が当たれば採ります。
プランクトンが豊富なので、カキ筏が付近に有る潮干狩り場が肥えた貝が採れます。
青海苔(あおのり)が覆っている場所は、貝が捕食できないので身が痩せているので避けましょう。

タイワンガザミ 潮干狩りで、竹ひび(種カキを作るために採苗したホタテの貝殻の
吊り下げ用に、物干し竿様に竹を組んでいます)
の壊れた竹の中に
潜んでいたワタリガニ
(ガザミ)が捕れます。
横になっている竹を持ち上げて、覗くとワタリガニが入っています。
それを振るい落とし掴もうとして、時々はドジって
指を挟まれます。
その捕ったワタリガニを、大部分の人は湯がいている筈です。
旨みは湯の中に溶け出ます。
一度ワタリガニを蒸して下さい。
きっと、ワタリガニの本当の旨さを実感出来ます。
蟹の血液は透明です。ブスリと刺したら透明の液体が流れ出ます。

アサリが沢山採れたら、冷凍で保存しましょう。剥き身で冷凍の方法は知られていますが、
殻のまま冷凍にします。まず、アサリの殻の汚れを除き、海水を作り砂を吐き出させます。
その後、再び汚れを取り除き、水を切り、ビニール袋に入れて冷凍にします。
アサリのみそ汁も、酒蒸しも、バター焼きも簡単に出来ます。
アサリを煮て、殻から身を取り出し、アサリの出汁でしょうゆ飯を作り、身を混ぜ込めば美味しいです。
毎年、タケノコの季節には、タケノコとアサリの身を一緒に炊き込みます。


マテ貝 潮干狩りで、みるがいに似たおおがいと、枯れた竹筒に似た
マテ貝も採れます。
掘っている最中、塩水を噴き上げたり、水管がちぢむのを見つけ、
更に深く掘り採る方法と、専門に狙う方法があります。
おおがいの場合はドンと振動を与えると、穴が二つ並んだ形状の
穴が開きます。そこを深く掘れば採れます。
まてがいの場合は、土の表面を浅くこさげ
(削り)表れた楕円形の穴に
塩を入れると、土の表面にニュルと体が出てきます。
それを掴み、ゆっくり引き抜きます。強く抜くと、身が切れます。

攻撃態勢のガザミ(ワタリガニ) 潮干狩りで、10cmまでのナマコが転がっている事が有ります。
食べると、きっと柔らかくて美味しいと思いますが。大人は残酷ですね。
子供達は、アサリを拾うよりナマコを拾って遊んでいます。
時々、青海苔の下に隠れていた蟹を見つけ指で突いています。
傷みを知るいい機会です。
(蟹を掴もうとすると、爪を拡げ立ち上がり攻撃態勢になります。
掴むには背後から掴みます)
私の息子が蟹に指を挟まれた時は、泣き顔で・・・・・・・イ・・としか、言いませんでした。

仕掛け
カレイ仕掛けで、ハリスに噛みつぶし錘(半割の錘でハリスに噛んで取り付けます)を付けている人がいます。
理由を尋ねると「カレイは底にはり付いているので」と言います。その考え方は、正しいのでしょうか。
底にはり付いているからこそ、目が体の上方に位置するカレイは、上方の餌に興味を示すのでは
ないでしょうか。その理由で、ハリに付いた餌をカレイに認識させるには、餌をカレイの上方に
位置さすのが一番と思います。
そのためには、餌が海流で動くような仕掛けがよいと思いますが、皆さんはどのように考えますか。?

カレイ仕掛けで、赤色のビニ−ル管を用い、更に錘を赤く塗っていますが、実際そうすれば
餌が目立ち、カレイが釣れるのでしょうか。空気中では、赤色が太陽が沈んでいくまで見えます。
果たして海中でもそうでしょうか。
赤色が水中で目立つ色なら、虫餌は魚に食べ尽くされるのではないでしょうか。
実際は、海中では赤色は目立たない色ではないでしょうか。
そう考えないと、虫餌が魚の好む色になっているので、納得できません。
皆さんの考えはいかがでしょうか。?

広島湾の海中で、色が判別出来るのは水深何mと想像しますか。
10m・20m多分、そんな風に考えている筈です。潜水をしていたH・牛尾さんによれば、
実際は、信じられないと思いますが、3mです。水深10mでは色は無くグレーの世界です。
20mでは真っ暗で、そこから海上を見れば、ぼんやり波の動きが見える程度です。
水温も夏でも水深10mで冷たく感じます。
暗くて見えないので、岩づたいに手で探りながら移動していると、カナコギに刺されます。
漁網に絡まる場合もありますので、ナイフは必ず携行します。
ナイフが手から外れると、漁網から逃げられなくなるので、ロープで体に結んでいます。
錘の色を赤く塗ったり、色鮮やかな虫餌を選んでも、意味のないことが分かります。
動く餌とか強い臭いを発する餌とか、虫自身が蛍光で光るとかの餌を選ぶ方が良いことが分かります。
水深が有れば、ハリスの太さも魚の警戒心には、余り関係ない事が分かりました。

大物を釣りには、餌が自由に動く方が良いと考え、仕掛けを長くすると同時に、ハリスに
シモリウキを付けた事があります。
考えは立派ですが、錘が着底するまでに、浮きの浮力が作用するのか、潮の流れで
動き過ぎるのか、仕掛けがもつれている事が多く、釣れませんでした。
シモリウキを付けなくても、仕掛けが長いと少しの流れで、餌が浮くのではないかと想像します。

元、投げ釣りクラブ会長の、山根さんは発明家です。でも、お金になった発明はありません。
不景気な現在は、蟹を自分で捕獲するチヌ釣りに転向しています。
蟹を生かす工夫に、砂のみでなく水たまりも有る箱を造っているそうです。
投げ釣りに誘いましたら、リールも竿のガイドも錆び付き使い物にならないと言いました。
投げ釣り仕掛けの考案で、錘付きの網籠に蓋を付け、中央に穴をあけパイプを通した遊動式の
仕掛けで、瀬戸貝を細かく砕いた撒き餌を詰め込み、昔はカレイを沢山釣ったそうです。
通常の仕掛けで、筏から砂を撒いても釣果に効果があったそうです。
魚は臭い以外に、上から落ちてくる物に興味を示すのでしょうか?かぶせ釣りの方法に似ています。

カレイ仕掛けで、毛針を用いて本虫餌で釣る方法があると聞きました。
毛針だと、潮流を受ける面積が多いので、餌が自由に動きカレイの目に付き易いと考えます。
実際は逆に、餌盗りの小物が近寄れないのではないでしょうか。
それは、乗っ込み時期のカレイ釣りではカレイが食べる前に餌が無くなっていると感じるからです。
カレイが釣れるなら、海の猛魚のチヌと真鯛が釣れない筈がないと考えます。

写真
景色集の写真を写す時は、被写体を眺め良い感じを想像します。そのチャンスをじっと待ちます。
狭い筏の上を良い場所を求めて歩き回る事もあります。美しい太陽の昇る瞬間は一秒が勝負です。
それに、釣りもせにゃいけんし、
(釣りもしなければなりませんし)忙しいです。

タイ虫
タイ虫 タイ虫を触ると、体液で指が紫色になります。
指の紫色になったアングラーを見ると、大物狙いと分かります。
でも、私の場合、指が紫色になりません。
それは箸を使ってタイ虫を掴み、ハサミで切っているからです。
この方法は渡船店も知りません。
「鯛は本虫でなんぼ
(いくら)でも釣れる」と言っています。
なんぼは、値段・数を尋ねる場合にも用います。それ、なんぼ〜の。(それは、いくらですか)
あんた〜、なんぼ〜になったかいの〜。(あなたは、何歳になりましたか)
なんぼ〜有るかいの〜(いくつ有りますか)
産卵時期の真鯛は餌を選り好みせず、本虫でも目の前にあれば食べるそうです。
タイ虫が良いのは10月頃だそうです。無理して高価な餌を用いなくてよいそうです。
更に、餌屋さんしか知らない興味ある話を喋りました。
ユムシの仕入れ値は、コージの1/3以下だそうです。
ユムシにスーパー○ージと命名して、高く売っているそうです。
「コージは釣れるが、ユムシは・・・せんよ〜。わしゃー正直じゃけー、全部教えちゃる」
別の餌屋さんは、タイ虫と言って売っている大半は、養殖でカキ虫を大きくしたものと教えてくれました。
本物のタイ虫は、太くて長いそうです。トラハゼも喰わないそうです。
体の表面に透明の膜で包まれている事がありますが、放っておくとタイ虫は窒息するそうです。
海水の中に苔状の固まりをいれて、タイ虫をくぐらせ透明な膜を除いているそうです。

タイ虫を用いると、餌盗りがいないのでと言いますが、タイ虫は真鯛・チヌ以外に、トラハゼ・グチ・カレイも
食べます。ヒトデが釣れると、「この糞高い餌をヒトデが食やがって」と、言います。
力強くグイグイの当たりですと真鯛ですが、チョンチョンはトラハゼでグ〜グ〜はグチが釣れます。
グチも35cm程度のはガクガクは有りませんが、チヌと間違う引きです。
タイ虫では、大物が釣れますが、チャリコやカレイやトラハゼは、小さくても食いつきます。
エイだと、大抵大型で、引きは更に強く綱引きになり、筏に近づくと底にグングンと引き込みます。
でも、ガクン・ガクンが有りません。
エイにハリスを切られて逃がした場合は、大抵、真鯛に逃げられたと言います。
何も釣れず餌が無くなっている場合は、残った餌が小さく刻まれているので、犯人は蟹と思います。

タイ虫の頭は大型真鯛の好物です。真鯛を釣る時、尾の方から切り取り、残った頭を大切に使います。
私が釣った真鯛81cmもタイ虫の頭で釣りました。残した頭は切断面からハリを刺します。
最初はどちらが尻尾で、どちらが頭か分からず悩むと思いますが、良い経験と思います。

ビギナーに、タイ虫を使っての釣りを教える事で楽しみがあります。
それはタイ虫を触った指が、紫色に変色する事です。
ビギナーは「どの位の長さに切ればいいのですか、どの様にハリに刺せばいいのですか」と、尋ねます。
「ジッと眺めどちらが頭か尾か判断し、尾の方から4〜5cm切り、チョン掛けにする」と、答えますが、
決して、直接触ると指が紫色になる事は、言いません。
釣行の帰路、ビギナー河崎君に楽しみにしていた「手を見せて」と言いました。
どうした事でしょうか。?全然紫色になっていませんでした。え〜〜〜〜〜〜。
不思議に思い尋ねると、月刊釣り情報のタイ虫についての説明を読んでいて、指に付いた色は三日は
落ちないと知っていて、軍手でタイ虫を掴んでいました。驚いた表情が見られず、落胆しました。


釣果(ちょうか)
S岩さん 感情の表し方には、個性が有ります。貞岩さんの場合は、釣れても表情に表しません。
貞岩さんがクーラーを開けても魚は見えません。
「今日は駄目じゃあ〜
(駄目でした)」正直者の私は、ひょっとして私が一位と、期待します。
すると検寸時にクーラーのタオルの下から大物のチヌを出し、けなりい
(羨ましい)
思いをさせます。
(けなりい・けなるいは、「〜じゃけえ、けなるうない」と聞く事が多いです。)
私の場合は、喜びをかみ殺していても笑みがこぼれ
(^^)Vやった〜と、喋ってしまいます。

釣果を大きく言う人がいます。35mのカレイだったら、実際は30cmのカレイです。
30cmのカレイが1枚と20cmのカレイが10枚の場合は、35cm迄のカレイが11枚釣れたと言います。
嘘ではありませんが、事実ではありません。皆さんも、それを信じて釣行した事はありませんか?
貴方の文句に、「おかしいのお、先週は釣れたんじゃがの〜」と、言います。
経験はありませんか?
  私の知っている釣具店では、14cmのキスが鉄砲ギスが釣れたになり、7cmのハゼばかり釣れるのが
20cmのハゼがぼんぼん釣れるになり、93cmのスズキを含め10本を釣ったが実際は5本でした。
現在は、適当に聞き流しています^_^;

ハリ
ハリを作るのに、どんな苦労が有るでしょうか.。
材質は硬くて粘りが有り、焼きが入れられるのが、選ばれると思います。
硬さと粘り強さを出すために、Ni・Cr・Moも使用していると思います。
(焼きを入れるとは、金属の性質が変わる温度以上に熱し急激に冷やし、材質を硬くする事。
 炭素量が多いと硬くできますが、脆くなります。)
広島では脆いことをさくいと言います。
あの木はさくいけえ、(折れやすいから)登ったらいけん。(いけない・駄目だ)

ハリ先に焼きが入らなければ、とんぎらせ(尖らせ)ないし魚に刺さりません。メッキも重要だと思います。
錆を防ぐ役目と、魚に興味を持たせたり、魚に警戒心をなくす役目をします。
メッキすることによってハリ先の鋭さが無くなっては意味がありません。
ハリ先はメッキを浅く、軸は普通にと想像しています。小さいので完成後の検査も大変です。
こんな苦労をして造られたハリでも、私はハリ先を爪に立てチェックします。

(ハリ先が爪に滑れば、針先が鋭く無いです)


私は釣り道具に関しては浦島太郎です。最近はリールも竿も、自分で購入した事が有りません。
以前の大会の賞品で間に合っています。修理も自分で行います。
希にハリスとハリは購入しますが、安い時期に一年分まとめて購入します。
私にとっては、袋のハリの本数が少ないように思います。
釣り師のハリとか命名し、箱で売るか、本数を多く入れ販売価格は高くなっても一本当たりの単価が
安いのが嬉しいです。

市販されてるカレイバリは、着色かメッキした流線ですが、目立ちやすく、軸とハリ先がずれてないので
刺さりやすいと言う事に重点を置いていると思います。
でも口の中が硬く、大きく拡がっている場合は、唇しか掛かる場所がありません。
それで、すっぽ抜けが発生します。
案外、のませカレイバリとか命名して、チヌバリを用い飲み込ませた方が良いのかも知れません。
お腹の中は柔らかく、確実に刺さります。同数のカレイを釣るなら、針の使用量も多くなります。

釣りバリで大失敗が有ります。
オランダ人のJ・バーゲルさんが、船釣りに小学生の娘を連れてきました。
私達はエビ餌を5mm程度に切り、天秤仕掛けに二本針でベラ・キス・トラハゼを釣りました。
私は釣れたギザミを、子供の目の前に下げました。珍しいのか喜んでギザミに触りました。
掴んだギザミがグルッと動くと同時に、子供は手を引きました。
すると運悪く片方のハリが手に刺さりました。
ハリを抜こうとすると痛いと泣くし、申し訳ないし、私も泣きたくなりました。

新谷さんが、子供の手を掴んでハリを思い切り引っ張ると、抜けました。
釣りバリは凶器にもなるので、子供が付近にいる時は、くれぐれも注意して下さい。

貞岩さんは、ハリにハリスを巻き、穴に通したハリスを歯で噛み、ハリスを手で引っ張り締めていました。
ある日、噛んでいたハリスが滑り、ハリが唇を貫きました。抜こうとしても針先にはカエシがあり、
チモトの部分は平打ちしているので、前後どちらにも抜けませんでした。

痛デデ(>_<)ぺンチ持ってきでくれ〜(T_T)
喋れ無い口で、やっと妻を呼びペンチで切断し、唇からハリを抜きました。
口で、結びを締める場合は、ハリ先を指でしっかり掴んで締めましょう。

独断と偏見の私の広島弁講座
木材とか竹の細い繊維が刺さったのを、「すいばり立った」と言います。
バラの棘の場合は、「イガが立った」と言います。魚の骨はいぎと言います。魚の小骨はこいぎと言います。
「こいぎも取ったけえ、魚を喰いんさい」

ハリス
ハリス(ハリを結ぶ部分の上質のイト)が、海底に横たわっている場合と、吊り下がっている場合では、
横たわっているハリスが目に付いたとしても、自分を釣り上げる道具だとは感じないと思います。
海底には、海草もゴミも有る筈です。自然にとけ込んでいるハリスに、魚は警戒心を抱きません。
海面からハリスが吊り下がった場合、太陽で光り一本の筋に見える筈です。
その先に餌が付いていても、警戒して食べないと思います。だから、目立たないようにハリスは細く、
太陽に光らないように少し着色し、自然に餌を流し、魚の警戒心を和らげます。
その点、カキ筏からの投げ釣りは楽です。

ハリスを購入する場合、高価なハリスが魚が釣れると思っている筈です。
私の場合は、昔からハリスはシーガーと決めていて、そのハリス以外は使いません。
チヌを投げで狙う先輩釣り師が使っていたからです。安くても、結構不満もなく釣れます。
投げ釣りの場合、あまり太さは気にせずシャキと硬いハリスが良いでしょう。
どんな高価なハリスでも傷には弱く、チェックを怠ると弱いものです。
高価なハリスを購入するより、ハリスをチェックする真面目さが、価格に勝ります。

ビギナー
ビギナーの釣りを見ると、色々な発見が有ります。まずミチイトをガイドにどうやって通そうかと悩んでいます。
続いて、ジェット天秤
(半遊動式の天秤錘で、海底から浮かび上がりやすく羽が付いています)
上下逆に取り付けます。錘に付いている羽は、ロケットのように風を切って、飛んで行くと考えるのでしょう。
餌を付ける時は、リールが砂を噛むのに、砂場に竿を寝かせて付けています。
魚が釣れると竿を固定し、リ−ルのみで巻き上げます。ビギナー用に釣りセットを売っていますが、
基本的な事を、読みやすい漫画とかで、説明書を付けるべきと思います。

ビギナーで遠くに投げる事も出来ない方に、カキ筏釣りはピッタシです。
カキ筏自体が浮かぶ魚礁
(魚の餌も豊富で隠れ家もある場所)ですから、チョイ投げ(軽く投げる)でOKです。
遠投すれば、魚のいる場所から遠ざかります。潮の流れて行く方向にソロソロ仕掛けを下ろしても釣れます。
特に、筏と筏をロープで結んでいる間は、潮の変化が有るので好ポイントです。
カレイ・アイナメ・カサゴが釣れます。ただし、潮変わりの
(満ち潮から引き潮へ又はその逆)最中は、筏の
動いて行く方向に仕掛けを下ろすと、筏が仕掛けの上に移動し、カキに掛かるので注意して下さい。


哲範のカレイ釣り 釣り師と自負している人でも、リールのハンドルに関しては意外に無関心が多いです。
ベテランでも、大物と戦った経験の無いアングラーは、「どっちでも、いいじゃないか」と、
考えている方もいます。一度、仲間にミチイトを引っ張って頂き、竿を操作したらと思います。
必ず、利き腕で竿を掴んで、必死に引きに耐えます。・・で、リールはどうやって?
投げてから、竿を持ち替えリールを操作しているのを見ると、ビギナーの文字がちらつきます。
大物の引きを、利き腕でない腕で対処し、利き腕でリールをがむしゃらに回していると、白けます。
この事を聞いた中学生の亀井君は、二度目の釣行の時は左ハンドルで苦もなく釣っていました。
写真は、息子の10歳6ヶ月15日目の江田島の津久茂でのカレイ釣りです。
真鯛と格闘中 写真は、11月2日・自称ベテランの、小情島で真鯛と格闘している時の写真です。
一日に二度チャンスがあり、格闘しましたが、二度とも逃がしました。
利き腕でリールを操作し、竿を持つのは利き腕で無いので、真鯛の強烈な引きに
負けて、腕は伸びきり真鯛に主導権を握られています。
近くでカキの収穫をしていたカキ業者からは、「へたくそ」と言われたそうです。
再びチャンスが巡って来るのは何年後でしょうか。

経験もなく、船釣りで有名な山○県の○○に予約しました。昭和56年10月の事です。
驚いた事に、案内所ではお客が船頭の弁当と酒を用意するように言われました。
乗船すると、まず酒と弁当を渡しました。「おう。そこに置いとけや。
(置きなさい)弁当はいらんかったが
(必要有りませんでしたが)
」と、当たり前の様に受け取りました。
続いて驚いた事は、靴を脱いで船に乗るように言われた事でした。
ござでも敷いていれば、言われなくてもそうします。けがれ
(取るに足らない事を汚がる)かと思いました。
船を連続して繋いで釣るので、場所のくじを引きました。場所で釣果に差がでるからです。
一部の船にヤズ(ハマチの子供時代)が釣れました。私達は、ヤズが一匹とエソの大型しか釣れませんでした。
帰港の際は、魚を野締め
(魚の鮮度を保つ処理)もしてくれず、クーラーに納めさせ帰りました。
私達には、蛸の糞が頭に昇った
(のぼせ上がり、自分を見失った・横柄な)船頭の行為が、信じられませんでした。
広島の遊漁船では、釣れない場合を考え土産の魚を用意し、昼には魚飯と活き造りを食べさせてくれ、
帰りは丁寧に魚を締めてくれます。山○県も一人を除いて、優しい漁師さんばかりと思います。
ベテランに紹介された遊漁船でしたら、楽しい釣りを経験できたと思います。
お客が酒と弁当を用意するやり方は、現在はどうなっているのでしょうか?
案外、客にあたん
(仕返し)されているかも。(芸北町出身者は仕返しする事をあたんすると言いました。
私は喋りません。)

私の経験では、釣りで一番難しいのは何処で釣るかでした。道具の使い方とか仕掛けの作り方は簡単でした。
ビギナーのうちは、いざ釣り場に到着しても何処で釣って良いか分かりませんでした。
パチンコの場所の選び方と同様に、釣りのゴミが落ちている場所で釣りました。
経験を重ねて来ると、潮の動きと色、潮目を見るようになりました。
(潮目は、潮同士がぶつかったり、速く流れる潮と遅く流れる潮とで反流が起き、餌も魚も集まる場所です)
そうなると、どんな場所に行っても自分で場所を決められる様になりました。

釣り好きの一優と哲範 私の長男が自分一人で魚を釣ったのは、8歳8ヶ月5日目の10月6日です。
それまでは、私とギザミ釣り、アナゴ釣り、カレイ釣り、キス釣り、サビキ釣りを
経験していました。
その日、友達の親も来ると言うので、釣り道具と仕掛けを用意し餌代を渡し、
送り出しました。
しかし、友達の親が来ると言うのは友達同士で釣るための口実でした。
夕方、ハゼ4匹を持ち帰りました。
このハゼ4匹は長男にとっては最高の獲物だったと思います。
釣り始めるまでに、リールを取り付け、ガイドにミチイトを通し、錘を付け、
仕掛けを取り付ける一つ一つの動作で頭を高速回転させ、苦労したと思うからです。
餌の付け方も悩んだ事と思います。
餌を付け、投げるまでに何時間費やした事でしょうか。
投げても上手く飛んだのはわずかと思います。
更に、釣れたハゼからハリを外すのにどんな苦労をしたでしょうか。

私達は、先入観で物事を考える傾向があります。魚を料理する時、鱗を取り内臓を出すと言うのは、
私は先入観で行っていると思います。親とか魚屋さんでそれを見ているから、自然に覚えています。
一度、キス、ギザミ、グチ、チヌ、鯛、トラハゼ等で鱗も内臓も取らず焼いて食べて下さい。
焼けば身は焦げないし、鱗も簡単に剥げるし、内臓からは美味しさが身に移ります。
漁師さんの食べ方だそうです。そう言えば、サンマ・鮎でそうしていますね。

カキ筏釣りの親子 カキ筏釣りの乗り合い客が、小学校一年生位の双生児の男の子を
連れて来ました。
私は、こんな小さい子供でも、大丈夫かなと感じました。
最初はパパと手をつないで、筏を歩く練習をしていました。
一人は怖れてパパの足にしがみついていましたが、一人は結構平気で
歩いていました。
パパは釣れた竿を子供に持たせて、リールを巻かせていました。
「よいしょ、よいしょ」 釣りに飽きると、子供はワカメを採ったり、お菓子を食べていました。
突然、一人が足をトントンと踏み始めました。「パパ、パパ」パパは釣りに夢中です。
子供は、お漏らしをし、コンパネの上で下着を履き替えていました。
もう一人の子供が、パパに何か訴えました。
パパは慌ててズボンを脱がし、ティッシュを持たせました。子供は筏で撒き餌をしました。
プ〜ン・・私の釣っている筏に、臭いが漂ってきました。・・・そう言えば、私の二男もそうだったけ。

11月〜12月のカレイ釣りは、昔は本虫が不足していて、獲得に苦労していました。
それで、コガネムシ(コガレイ)を使用した事も有ります。釣り場の確保も重要でした。
陸釣りの好ポイントは竿の林でした。暗いうちに到着し、多い人は竿をズラ〜と10本は並べていました。
その中でビギナーの私は、隣から「
(`_´メ)真っ直ぐ投げや」と、叱られながら竿一本で釣りました。
20cmのカレイが一枚釣れましたが、肉が厚くて非常に美味しかったです。


ナマコ
年末に正月用の買い出しに行き、不景気のせいか魚が安いと感じました。
ナマコも例外に漏れず、3割安かったです。ナマコが安い年はナマコ漁が盛んでは無く、カキ筏釣りの
最中に邪魔される事も無いと思います。平成14年はカレイが期待できます。
卵を産むまでが勝負ですから、カレイ狙いで釣行しましょう。
産卵後は休息し、3月から釣れますが、ナマコ漁は3月末まで行われます。

ナマコ漁が、筏スレスレに漁を行う事があります。網を引くワイヤーロープが、筏を組んだ竹の節に
掛かりながらブシュン・ブシュンと海水を叩きます。
海中では端のカキをロープが当たって落とし、網の中にドッサリとカキが入っているのではと考えます。

ナマコ漁は、ナマコを採るというより、底引き網漁と言った方が、適切ではないかと思います。
網の中には、カレイ・蛸
(たこ)・ギザミ・エイ・カキが一杯入っています。ナマコはホンの少しです。
そして私達の錘(おもり)も入っています。

ナマコ漁の船に、筏渡しをしてもらった時期があります。私達が釣りの最中に別の場所で漁を行います。
網にはナマコ以外に、カレイ、蛸、エイ、ギザミ(キューセンベラ)、カキ、よなき貝(ナガニシ)が入っています。
私達は、よなき貝を土産に戴いていました。よなき貝は金槌で殻を割り身を取りだし、刺身で食べました。
カキは戴かなかったので、カキはいったいどうするのでしょうか。
剥き身にして市場に出荷するのでしょうか。案外、ナマコより値が良かったりして。
大柿のカキ筏では、筏の所有者の渡船を利用した際、帰りに殻付きカキの一斗缶を戴いた事もあります。

野締め(活け締め)
(鶏とか動物の場合は、食用に殺す事をつぶすと言い、会社が倒産した事は、
会社がつぶけた(つぶれた)と言いますが、物がつぶける(つぶれる)事を、
広島弁ではひしゃげるひちゃげるへしゃげるへちゃげると言います。)


スズキ ベテランのHさんとTさんは、真鯛・チヌを良く釣りますが、魚をしっかり
野締め
(魚の鮮度を保つ処理)していません。
検寸時には魚は死後硬直しています。
曲がった魚を真っ直ぐに伸ばして検寸します。

Hさんは釣ったままクーラーに入れ、Tさんは色々締めようと努力をしていますが、
肝心の首の所の骨を、切断しないからです。
へぬるい
(生ぬるい)刺し方では、魚は締まりません。
写真は、船上で締めて血抜きしたスズキを戴きましたが、私が神経締めを行ったら、ガクンガクンと痙攣し、
体色が白っぽく変化しました。

死んでも神経は生きています。

カチカチの魚
(死後硬直した魚)を検寸台に乗せ、口を端に押しつけても魚が縮む感じがしません。
確実に締めた魚は魚体が柔らかいので、そっと端に口を付けなければ検寸の度に「アッ、縮むじゃないか」と、
手荒い動作に、ハラハラします。特にアイナメの場合、そう思います。

ワカメ
トゲワレカラ ワカメには、6mm程度の緑色のエビと、体に節がありカマキリに似た15mm程度の
薄茶色のトゲワレカラが住み着いています。(ワカメに似た色の保護色と感じます))
一番多く住んでいる場所はワカメの根の絡まっている部分です。
ワカメを収穫すると、ワカメに貼り付いて緑色のエビはせわしく足を動かします。
トゲワレカラは、動物のナマケモノの様な動きで逃げようとします。
海に逃がそうとわざくれ(わざわざ)ワカメを竹に吊しても、離れないのもいます。
カマキリに似た手は、内側がノコギリ状になっていて、折り曲げれます。
足には爪が付いていて、繊維の上に置いて引き離す時、爪が引っ掛かり、バリバリと音が出ます。
カマキリの様な動作で近づき、小魚とかプランクトンを捕らえてムシャムシャ食べていると想像します。
カキ筏が波で揺れる時、そんな虫が海底に落ちるのでしょう。
カキに付いたのも落ち、それを狙って魚が集まり私達が釣ります。
12月〜4月までは、柔らかいワカメが収穫できます。

小魚を狙う鷺 ワカメは、柔らかい葉の先端から腐り始めます。腐り始めると水温が
上がってきた事が分かります。
ワカメの茂みは、小魚の隠れ家になっています。
覗くと、小魚がチョロチョロとしています。
その小魚を狙って、鷺がカキ筏に降り、頭を低くして小魚を狙っています。
この後から、チヌが釣れ始めます。カキ筏もカキを収穫し、大半が
空筏
(養殖のカキを吊して無い)になります。
冬魚と夏魚の、中途半端な季節です。何を狙うべきか迷います。
餌を食べてるボラ 6月になり、ワカメが腐り始めると、釣れるチヌは30cm級と急に小さくなります。
7月になると、ペチャ
(産卵し痩せたチヌ)も混じりますが、
チヌは簡単に釣れ始めます。
10月からは肥えて、食べても美味しくなります。

左の写真は、4月にワカメに頭から入り込み、餌を食べていたボラです。
ワカメの根とか葉に付いているエビとかトゲワレカラを食べていたと思います。
写真を写そうと動くと逃げるので、筏の上で電源を入れて待って写しました。

最後まで読んで戴き、有り難うございました。
読んだ事によって、釣りの知識が豊富になった事と思います。
釣りに興味が湧き、実際に釣ってみようと思いませんか。?


あなたにも真鯛・チヌが釣れます
あなたにも真鯛チヌが釣れます