カキ筏でカレイを釣る場合
 カレイはヌマガレイとかの例外も有りますが、通常お腹を下にしてカレイは頭が右にあります。
頭が左になるのはヒラメです。釣りの雑誌で時々ネガを逆にして、カレイを持った人物をヒラメを
持った人物にしている事が有りますので、捜すと面白いと思いますが、デジカメではミスは
しませんかね。カキ筏で釣れるカレイは、ほぼ100%マコガレイです。
福山方面ではマコガレイは釣れず、イシガレイが釣れるそうです。海は繋がっているのに不思議ですね。
  カキ筏でカレイを狙う場合、じっくり腰で釣る人もいますが、
(腰で釣るとは、釣れるポイントで、迷わずに腰を落ち着かせ粘る事)
捨て竿が(何か釣れたらもうけものと出した竿)捨て竿を呼び、
竿を5本〜10本と用意して釣る人が多いです。
(廿日市のガスタンク前では、竿一本でこずき釣りで釣っているのもいます)
カレイ
 餌盗りの多い時期は5本が限度ですが、餌盗りのいない時期は、家中の竿とリールを総動員します。
数を揃える
(そろえる)ため、安価な外国製の船竿とリールを購入する人もいます
更に、多くの仕掛けを投入するため、船釣り用の木枠
(きわく)に巻いたミチイトを持参する人もいます。
この様な釣り方の場合、当たりを見て竿を上げると言う事は、どだい(実際)無理な話です。
餌を付けて投げ、竿を筏の竹にセットする動作を、せ〜を出して
(張り切って)行います。
  ええやっと
(ようやく)投げ終えると、最初の竿から当たりを聞いて回ります。
この作業は重要です。餌を動かし、カレイを誘う行為でも有ります。よく釣れる場所も分かります。
10本も竿を投げていると、どれかの竿にお魚が釣れているものです。
カレイ、カサゴ、キス、希にアイナメがガクン、ガクンと竿を曲げます。
水温の暖かい秋は、トラハゼ、チャリコ、ギザミ、チヌ、鯛、グチ、草フグが加わります。
そんな釣り方は釣りを楽しむと言うより、釣りの自動作業と言った方が適切です。
そんな自動作業でも、カレイの釣れた場所は覚えておき、そこに竿を集中します。
 ハリはカレイ専用バリ12号(目立つ金色とか赤色の流線バリ)で、私の場合、砂ズリは二本撚りの
ハリス4号の二本バリ仕掛けで、全長は1.3〜1.5mか、それ以上です。
仕掛けが自然に動く事で、警戒心の強い大物が釣れる可能性が高いからです。
 投げ釣りのt-kkkさんは、カレイバリ13号と餌盗り対策に黒毛鉤を用い、仕掛けの全長1.4mです。
 筏釣りの日原さんは、ナマコ漁の時期は二本針仕掛けで全長を60cmと短くし、ハリは流線17号(フグ対策)で
筏の前方1mの際を釣ります。ナマコ漁に追われたカレイは、筏の下に逃げているそうです。
 昔のようにカレイが釣れなくなった今は、カレイは特定の場所に集まっている事が分かりました。
一枚釣れたら、その付近に竿を集中すると良いでしょう。
どこに投げてもカレイが釣れなくても、隣の筏とワイヤーロープで繋がっている狭い間で、9枚釣った事もあります。
良型カレイを良く釣る讃岐さんのノウハウは、
早朝筏に到着したらまず、一本投げて次を
用意するのではなく、二本竿を用意し、
同時期に図のポイントに向けて投げます。
二本針仕掛けで、全長は90cmです。
流れが速い場合は、下バリに噛みつぶし錘をつけます。
大型がよく釣れます。釣れたら、必ず筏の先端に出て
対処して下さい。太陽が昇ると、色々投げ分けます。
 私は本虫を用いますが、青虫、海ゴカイ、コウジ、コガネムシ等でも釣れます。
餌の付け方は、単一の餌の場合と、ゴカイ類の房掛け(数匹の餌の頭から2〜3mm下を刺し、房のような状態)、
2種類の餌 (本虫とごかい類)のミックスが有ります。
私の感じでは、カレイはゴカイ類の房掛けが、中型の数が釣れると思います。
カレイは潮の変わりばなにバタバタと釣れるので、その際は全部の竿に新鮮な餌を付けて
当たりを待ちます。餌が残っていても30分経過すると臭いが無くなるので取り替えて下さい。
カキ筏では、直線になった筏が潮の流れていく方向に動き始めます。
大型が釣れた場合、カキづるに入り込む力が強いので、しっかり筏の先端に出て下さい。
カレイはすっぽ抜けが多いので、油断しないで玉網を使用して下さい。
釣れない場合も諦めず、正面に遠中近投するのみではなく、繋いだロープの間に降ろしたり、
筏際とか、カキを引き上げて出来た空間に竹の間から降ろしたり、流れに逆らい斜めに投げたり、
長い竿と重い錘で、長い一本針仕掛けを潮上の筏際にそろそろ降ろし、竿を突き出し潮流で仕掛けを筏下に流し込んで下さい。
  この釣り方の場合、 カレイ10枚20枚釣り上げれます。
投げ専用キスバリ12号を用いると、(投げ釣り用のハリで
軸の曲がりの部分を平打ちし根掛かりした場合、曲がり易くしています。)
12月一杯はトラハゼ・キス・カレイ・アイナメ・カサゴ・ギザミ(ベラ)
チャリコ(鯛の赤ちゃん)も逃さずハリに掛かります。
こまめに仕掛けと餌をチェックする人が、数多く釣ります。
下ごしらえでは「面倒くさいのお、はあしご
(捌く事)はあいだ(飽きた)」と
言いますが、美味しい南蛮漬け
に家族大喜びです。
欠点は、超大型が釣れた場合は、ハリは伸されます。
カキ筏で釣れたカレイ
 カレイの通り道・水深が21mと深い場所で、12月から4月カレイが釣れ続く場所があります。
島から急激に落ち込み、なだらかに8mへと浅くなっていて、丁度海底に溝ができている場所です。
カレイは毎年、その溝を通って、浅場に、逆に深場に移動しています。その場所で釣れるカレイは30cm以上が多いです。
このHPに場所を書いていますので、捜されたら大漁になると思います。
アイナメとクジメの区別(ベテランでも知識が無いとクジメをアイナメと呼んでいます)
 
クジメはアイナメと一見よく似ていますが、側線はアイナメは五本ですがクジメは一本です。
アイナメの尾鰭
(おびれ)は直線的なのに、クジメのは丸みがあり、魚体の模様が派手です。
クジメは大抵20cm程度が釣れますが、食べると磯臭い感じがするので放しています。
アイナメ アイナメと同じ生息域にいます。
保護色で緑っぽいのもいます。
アイナメ クジメ
対象魚によって針を替えて下さい。
  餌盗り名人のギザミの場合、岩礁(がんしょう)か小石混じりの海底の
場所を狙い、狐バリ4号〜6号を用います。
当たりが無くても竿をしゃくる空合わせ
(からあわせ)がコツです。
チヌとかカレイが掛かった場合は、逃がす事が多いです。
根掛かりがひどいと、投げ専用キスバリ8号を用います。

  キスの場合は当然投げ専用キスバリ12号を用います。
筏釣りの場合、さびかず(少しずつ餌を動かさない)置き竿で釣ります。
餌は本虫、海ゴカイ、青虫を用います。  私の場合、丸せいごの15号の一本バリの本虫餌に
外道(目的以外の釣れても嬉しくない魚)としてギザミもキスも釣れます。
口一杯にハリをくわえているので、逃がすことは有りません。
魚は季節(水温)によって、住む場所が異なります。
 産卵で乗っ込むと言うように、お魚には一年間の
ライフサイクルがあり、季節によって住む場所と活性が異なります。
通常は水温が関係しますが、梅雨時期等は塩分濃度も関係します。
対象魚が寄っている場所で釣りましょう。

一年中、同じ魚を同一の方法で狙うのは、自然の営みに逆らっています。
ギザミ・チヌ・カレイ
真鯛・チヌのみ狙うと言えば、カッコいい大物狙いと感じますが、広島ではキス27cmアイナメ40cmカレイ40cm
ギザミ25cmを釣る事が、真鯛・チヌの40cmを釣る事より、もっともっと難しい大物狙いである事を覚えていて下さい。
釣った魚は、美味しい状態で持ち帰りましょう。(完全に締まった魚はぶらと言います)
  魚を釣ったらスカリで生かしておき、納竿の時、野締め(活け締め)しましょう。
(野締めを、血抜きしない方法と述べているサイトもありますが、私の野締めは釣り場で締め血抜きする事です)
野締めは単にナイフで刺し殺すのでなく、エラ蓋から刃を入れ、頸動脈
(けいどうみゃく)と首の骨を
ナイフか、小型の場合はハサミで完全に切断して、締めましょう。
(スカリの魚はストレスを感じて弱り、美味しくなくなるので、釣り上げたら締めた方が良いと思います。)
骨が硬い場合は、えら蓋からナイフを入れ、目の裏の頭骨を刺します。締まると、尾を曲げビリビリと痙攣します。
千枚通しで、えら蓋の延長線上、目の後ろを刺しても締まります。
スカリの中で弱っている魚は、死ぬまで放置せず、早めに締めて、直接氷に触れない方法で冷蔵しましょう。
特に夏は、魚は太陽の熱に弱いのか、元気な魚でもスカリの中では弱り、締めても血液が勢いよく
抜けないので、釣りあげると同時に締めた方が良いと感じます。
特に大型の場合は、尾鰭
(おびれ)の少し上の血管も刺し、血を抜きます。ドクドクと血が抜けます。
そうして、氷の融けた水に触れない状態で持ち帰った魚は、臭みが無く鮮度が良く美味しいです。
私は保冷剤を用いていますが、保冷剤をタオルで巻いて、直接魚に接触しないようにしています。
漁師さんの締め方は、まずエラの所の頸動脈を切り血を抜き、目の斜め上部をグリグリと刺します。
私が頭を二つ割りにして観察してみると、結局、私と同じ首の骨を刺していると感じました。
  ビギナーは、チヌを釣ると嬉しくて、スカリの中に締めてないチヌを無言で見せびらかして船に乗り、
カッコつけて締めますが、出血はしますが全然締まって無く、チヌがバタバタ暴れて、乗り合い客同士、
顔を見合わせています。
 一番簡単な方法は、金属を切断するハサミで首の骨を切断する事です。
骨の硬い魚も切断できます。
チヌで確かめたら、骨を切断すると体が一瞬に白っぽくなりました。
神経締めという方法も行われています。   
ここも、参考にして下さい魚の鮮度を科学する
ニッパーを加工しました。 
これは首の骨を切断し神経を切断しても、脊椎に通る神経は
生きていて、身に情報を伝えているので、首から下の神経を
破壊する事で、死後硬直を遅れさせる事らしいです。
神経から身への伝達を断ち切る意味で、釣って直ぐ三枚に
おろしても良いそうです。
ルアー制作材料売り場等で、直径1o程度のステンレスバネ線を購入します。(ステンレス線ではないです)
講釈(こうしゃく)より実績が優先します。
  竿は何処のメーカーの何で、リールは何で、ハリスは何で、クラブは
何処
(どこ)に属してと、いくら道具が立派で所属クラブが有名でも、
釣らなければ釣りの世界では認められません。
  貧相な竿でリールで、安物のハリスで何も自慢すべき物が無くても、
大物を釣れば認められます。
釣りに、そんなに費用を費やせない人にも、公平にチャンスを与えてくれます。

年令も地位も財力も関係有りません。釣りは真面目で熱心な者が勝者になります。
ハイ・グレードの道具を購入すれば、大物が釣れると錯覚(さっかく)せん(しない)事です。
釣れない事を疑問に思えば、ベテランに一歩近づいています。
  釣りの最中、頭が回転する人程、良く釣ります。その場所、餌、潮等でベストを尽くします。
ろくすっぽ(まともに・たまにしか)
竿先を見ない、ながら釣り(読みながら、聞きながら釣る)では、
経験を重ねても、本人がベテランと思っているだけで、実際はビギナーの儘
(まま)です。
ほおとりぬるい動作がとろとろしている・とろい・ちんたらちんたら)のは、釣果は望めません。
 ベテランから聞いた、ビギナー河崎君の笑い話があります。(上の写真の右端の人物)
「筏釣りの最中、視線を感じて振り向くと、河崎君が望遠鏡でわしの釣りを見とった」と言ってました。
崎君の後日談では、カレイ釣りにビーズを付けたりして色々工夫していたが、シンプルが一番と
分かったそうです。仕掛けは、さし(物差し)
で測りながら、こさえています。(作っています)
熱心な一年後の河崎君は、チヌを釣っても40cm以上じゃないと、チヌじゃないと言ってます。

筏上からの仕掛けの投入先は?
  ビギナーの一番多い質問です。○時○分頃まではあっちへ、その後はこっちへと答えています。
基本的には、潮汐表で満ち潮・引き潮の時間を調べていて下さい。
一列の筏は、潮の流れによって、筏を繋いでいる両端のアンカーを起点に、弓状にたわみます。
潮変わり前に流れが弱くなると、筏を結んだワイヤーロープの弾性で、直線に戻り始めます。
潮変わり前に、流れと逆に筏が動いている場合も、今までと同様の方向に投げます。
筏の動いている方向に投げると、仕掛けは筏の下に入り込み、ミチイトから切る事になります。
完全に潮が変わり、筏が動ききると潮が流れて行く方向に、仕掛けを投入します。
  釣る為の一番重要な事は場所です。恥ずかしがらずにベテランにどこで釣ったらよいか
尋ねましょう。聞かなければ、釣れない場所に降りても、教えてくれません。
「時間が勿体ないけ〜。はよ〜降りて助かるわい。」と、考えるベテランもいます。

リールが海水に浸かった場合

  カキ筏釣りでは竿が倒れ、リールが海水に浸かることがよく有ります。
最近のリールは砂噛み
(すなかみ)対策を重要視し、めげたら(壊れたら)修理より買い換える方式で
ボディーカバーを外す為には二種類のドライバーを用意したり、特殊な工具で
スプールカップを外さないとボディーカバーが取り外せない構造になっていますので、
バケツに水を入れ、その中にリールを一日中漬け込み、リール内部の塩水を抜いています。
(この作業をしないで潤滑油を吹きかけた程度では、リールは錆び付き、めげ(壊れ)ます。)
その後、リールを立てた状態で内部の水を抜きます。
乾いてスプールを外し、潤滑油をスプール軸に吹き付けます。
大抵の場合、次回の使用に支障有りません。(強度、耐食性は、材料にも関係します)
釣行前にリールを用意する場合、リールのハンドルが回るか確かめましょう。
海水に浸からなくても、長らく使ってないと錆び付いている場合があります。
かぶせ釣りで、竿にセットしベイルを起こし、刺し餌を投入し、ハンドルが回らない悲劇があります。
  リールは、お魚釣りの武器ですので、工具が無くてもナイフ等でねじを回しカバーを外し、
釣り場で修理出来る事が理想と思います。・・貴方はどのように考えますか。
設計者へ!小遣い
(こずかい)を貯めて買った子どもと、予備のリールを買えないアングラーが
いる事を忘れないで欲しい。分限者(ぶげんしゃ)
(お金持ち)ばかりじゃないど。
   独断と偏見の私の広島弁講座

   広島弁では、けちはにぎり、お金を借りるのはかっちんと言います。
   おけんたいに(当たり前のように)、親からかっちんする。
  むさんこに
(むやみやたりに・どこででも)かっちんする。
   物を買ってくるはこうてくると言います。物を借りてくるはかってくると言います。
   「かって来て」と言われても、他県の人は買うのか借りるのか混乱します。
  買う場合は「こうて来て」と言います。お金を崩す事を、めぐ(崩す・壊す)と言います。
   貸し借り無しの、相殺とかちゃらはつっぺと言います。

水深(すいしん)を知りたい場合
 ミチイトで色分けした製品が有りますが、海中に色の付いたミチイトが入っていると考えると
魚が釣れる気がしません。
リールのハンドル一回転で、どれだけミチイトを巻けるか予め
(あらかじめ)確かめておき巻き上げの際、
回転数を数え、さんにゅう(計算)、回転数×1回転で巻く長さで水深を知ります。
釣行の度、場所の水深はデータに保存しましょう。

振り出し・並継ぎ竿(なみつぎざお)が固着(こちゃく)してしまった場合
 
 一人づつ両側から竿を持ち、絞る(しぼる)ようにねじれば直ります。
それでも直らない場合は、専門店に持ち込んで下さい。
外周部分を温めて膨張させれば抜けると考え、火に当てるとカーボンロッドはジジジジと
直ぐ燃えます。私のもとうらん
(見当外れの・ピントのずれた・役に立たない)失敗談でもあります。

竿の寿命(じゅみょう)が来た場合
 竿の腰が抜けたり、(竿の反発力の無くなった状態。材料の疲れとも言います。)
修理不可能に折れ寿命が来た場合は、捨てる前にトップガイドの根本をライター等で焼いて、
トップガイドを引き抜きます。
2番ガイド以上も抜けるので、外した数個のガイドは(ミチイトを通す穴の付いた部品)のけといて、
(取っておいて)
修理が発生した場合に使用しましょう。
  独断と偏見の私の広島弁講座 
  のけるは、退ける、取っておく、捨てない意味があります。置いとくとか、大事に囲うとも言います。
  一時的に近くに避ける場合は、「ちいとなかい、ねきいよける」(少しの間、近くに避ける)と言います。
  でも、さでのけ〜どきゃあがれと言われたら、保存する意味は全く含まれていません。
  柔らかくどけといてと言う場合は、退けると、取っておく意味もあります。

餌の活きの判別法
  本虫の場合、色がツヤツヤし動き、時々指を噛むので活き(いき)の良いことは解ります。
タイ虫の場合、色は赤黒く体液に触れた場合、指が紫色になるのが新鮮です。
ピンク色で一見、活きが良さそうでも、指が紫色にならなければ古い餌です。
 タイ虫が余った場合は、ミカンネット2枚を重ねて、外袋の底に錘を入れ、タイ虫を入れます。
袋の入り口を紐で結わえて、桟橋等から深さ1m程度、海中に吊します。
ネット1枚だと網目からタイ虫は逃げます。錘を入れ忘れると浮かび上がり、タイ虫は死にます。
活きの悪いタイ虫を一緒に入れると、それが死ぬと全部のタイ虫が死ぬので注意しましょう。

仕掛け作り
 最初は砂ズリの部分(仕掛けが曲がらないように撚った部分)がいびつになりますが、心配無用です。
両端を引っ張り、ドライヤーの熱をかけると直ぐ直ります。
撚るのが困難であれば、カレイ仕掛けの枝素に用いている蛍光パイプを応用し、幹糸に
ビニールパイプを通して、両端をスナップとサルカンに結ぶ方法が有ります。
イトの結び方は、まずは八の字結びをマスターして下さい。(色々応用出来ますので重要です。)
砂づりの端も八の字結びで結びます。
慣れたら直線に結ぶには、ブラッドノットもマスターして下さい。
 作ったカレイ仕掛け等は、段ボールを長さ40cm程度に切り、断面の穴にスナップ付きサルカンを
差し込み巻きつけ、釣りバリをダンボールに刺せば簡単に持ち運びも出来るし、使用の時
仕掛けがシャンとしています。
段ボールの長さ毎に仕掛けが折れますが、海水に浸かると直線になります。
私は40cm×40cmを中央で折り、仕掛けを10本以上セットします。
ビニール袋で仕掛けを巻いたダンボールを包み、竿袋
(さおぶくろ)に収納し、持ち運んでいます。
釣りの時合(魚が良く釣れる時間帯)は短時間です。
わやくそになった
(ぐしゃぐしゃになった)仕掛けを直すより、取り替えましょう。

 
仕掛けがみやすく(簡単に)作れるようになると、カレイ、アイナメを数釣ろうとして二本バリ仕掛けより
三本バリ仕掛け、更に欲ばり、延縄(はえなわ)方式の十本バリ仕掛けと考えると思います。
現在では滅多に聞きませんが、このように極端に行うことを「ハリを付けるにも、
こらん
(程度)(能美島にて)がある」と言います。)
経験者は語るですが、仕掛けはもつれるし、餌とハリが勿体ないだけで、釣果には影響はありません。

独断と偏見の私の広島弁講座
広島弁のみやすいは、見え易いとか、道理の筋道がはっきりして分かりやすいとか言う
小難しい意味ではないと感じています。講演を聞いて納得しても、みやすい話じゃったとは言いません。
普通、ええがいに話したとか、よお分かるように話したと言います。
みやすい(簡単・たやすい)は、直感で答えられるとか、頭でなく体で覚える事とか、
買い物で値切るときにも使用します。
ハリの結び方
  ハリスにハリを結ぶ際、ハリ軸に何度ハリスを巻きますか?
市販の仕掛けは10回以上巻いています。皆さんは市販の仕掛けで
釣りバリが抜けた経験はありませんか?あると思います。
私はハリ軸に回すのが多過ぎると弱いと考えています。
丁寧にハリスを締めないと、全体が締まらないからです。
ハリの結び方
  私は外掛け結びですが、5回で十分ですし、それでハリが抜けたことは有りません。
結んだハリスは図のように、必ずハリの内側に来るように結んで下さい。
締める時、ハリスを歯で噛んでハリが口付近にある状態で締めないで下さい。
あっと思うまもなく、唇にピアスをしたS岩さんの失敗談を聞きました。
  希にハリの不良品が発見されますが、品質向上に役立てるため、メーカーに不良品のハリと
製造ナンバーと包装責任者の記載している紙と共に、購入店を記載して送りましょう。
私の場合は、対処方法を記載した書面と、袋入りのハリと、ステッカーとワッペンが送られてきました。
会社の住所が袋に記載してなかったので困った事も書きましたら、その後、住所が記載されています。
アイデアが有れば、どしどし提案して欲しいそうです。
仕掛け作り写真
仕掛け作成方法
直線上に配置
 
ビギナーへのアドバイス!